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カテゴリ:口蓋裂
今日は午前中お休みをもらって総合病院の口腔外科に行ってきました。
矯正歯科の先生が紹介状を書いてくださり、一度手術について話をきいてから 今後どうするか決めたら?ということだったので。 本当は今日矯正歯科へ行って装置をつけるはずだったのですが、 先に口蓋裂専門の先生の話を聞いておきたいと思い、矯正歯科の予約を変更してもらって 今日は病院へ行ってきました。 ちょうど今日は紹介していただいた先生は手術中ということで 若い先生と話をしていたのですが、途中で手術を終えられた先生が 出てきてくださりとても丁寧にお話、説明をしてくださりました。 これまでたくさんの口唇・口蓋裂の患者さんを見てきたようで 精神的な部分でも多くのことを理解してくださっている先生でした。 口唇口蓋裂の子供を持つ親の気持ち、いじめられた子供の気持ち、 うまく話せない、噛めない、口唇口蓋裂の親をもつ子供が親の外見のことで 友達にいじめられること… 本当にたくさんの患者さんと向き合ってきたんだなと感じました。 今日得た新しい知識。 口蓋裂の人は骨が普通の人に比べると弱い。 骨の発育がよくないので顔が小さい人が多い。私がよく顔小さいねぇと言われるのは口蓋裂のせいだったんだ!と知りました。 普通の人と比べるとのどちんこが短い。なので声の出し方も違う。」 治療後は更に短くなるので、新しい発声法を自分で編み出すまでは(笑) しばらく話にくくなる。 今日お話した先生の意見は、今までお話した先生のどれとも少し違っていました。 残っている上顎の穴は、上顎を広げる前に閉じておいたほうがよい。 上顎を広げると穴も大きくなるので、小さいうちに閉じるほうが楽。 (以前お話を聞いた先生の話では、先に閉じておいても顎を広げるとせっかく閉じた 傷口がまた開いてしまうから、後のほうがよい、と言っていました) 一度の骨切り術よりも、何度かに分けて手術をしたほうがいい。 これははじめて聞いた治療法。ただ、身体的、金銭的な負担、時間がかかるなどの デメリットがあるそう。 来週CTをとって、上顎の口蓋裂の状態をみてから矯正歯科の先生と話し合い、 今後の方針を決めてもらうことになりました。 最後のほうになってから先生がおっしゃったのですが、なんでこんな大変で給料も安い(!)仕事をしてるかっていうと患者さんから「ありがとう」って感謝されるときに自分の存在価値を確かめることができるんだ、とおっしゃいました。私がそれは仕事に対してやりがいを感じているということですか?と聞いたら、やりがいじゃない、自分の存在する意味を確かめることができるんだよ。との返事が返ってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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