テーマ:空手道(581)
カテゴリ:本番大勝負!!!
☆3つめの試合報告。これでラストです☆
決勝戦の相手は、1つ上級の重量級選手でした。 試合経験も豊富なベテランの方で、 私より身長5cm、体重14kg大きな年上の女性です。 コーナーで控えている姿は、さすがに貫禄充分 でも!戦う前から、気おされるわけにはいきません 私は、自分の胸に手を置いてゆっくりと深呼吸した後、 ひと声気合を入れて、コートの中央に向かいました ところが・・・。 試合が始まった途端、高い位置から重いパンチの連打が 覆いかぶさってくるような圧倒的パワーを前に、 私の身体は、少しずつ後方へと飛ばされていきます。 得意の中段前蹴りも下段蹴りも、全く効果なし サイドへ外れて回し蹴りを出そうにも、 上体が後ろに反れて、足がむなしく宙を切るのみです。 何度も転ばされ、何度もコートから押し出されて、 本戦2分の終了を待たずに、私は危うく減点される寸前でした 数回目の仕切り直しで、両者がコート中央へ戻った時です。 空手衣を整えて、相手と向かい合った瞬間、 なぜかふと私の脳裏に、準決勝の延長戦で味わった あの気を失いそうな苦しさ、辛さが鮮明によみがえってきました。 「これで負けても準優勝かぁ・・・。 ここまで来れたことが、そもそも奇跡だよね。」 いつの間にか私は、自分自身の負けを認めて、 自らこの勝負に完全なる終止符を打っていました。 もちろんその後も全力は尽くしましたが、 今思うと気持ちが折れていたんだなと思います。 それからしばらく時が経って、本戦が終了すると、 5人の審判全員が、ピッ!と相手側の旗を揚げました。 こうして私のファイナルマッチは、あっけなく終わりました。 たとえこのまま倒れても、最後まで絶対に諦めない 完全燃焼しきった準決勝とは、対照的な2分間でした。 ←ぽちっ! 今回の試合で掴んだ、私の課題は2つです。 前へ前へと押して攻める、重量級の相手に対処する術 それから、 何がなんでも絶対に最後まで諦めない、不屈の精神力 この2つを、我が身にくっきりと焼き付けることです。 次の決戦までに。 ←いつも応援クリックありがとうございます☆ 撫子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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