|
カテゴリ:その他
「政治的に圧力をかけたら数字が上がるんですか?」
麻生大臣の発言の一部。 統計の数字を操作していたのでは?という疑惑に対するものだ。 政府が統計調査の方法について変更、改善を指示したという事案について野党が噛みついた。 アベノミクスの成果を強調するために政治主導で改ざんしようとしたのでは?という質問に、安倍首相も「そんなことできるわけがない」と反論。 こういったことは政治主導でやらないとうまくいかない、とも。 まあ、建前はそのとおりなんだけど、この人が言うと、アベノミクスに都合がいいようにやっているように聞こえるんだよね。 「そんなことできるわけがない」ということはすでにやっているってことかとね。 都合のいいように操作するには政治主導でないとできないよなあ、とかね。 モリカケも中途半端に幕が引かれたけど、安倍首相は必死になって「やってない」を連発してたけど、限りなく「やってたんじゃない?」って感じだったもの。 そもそも統計データって客観的に見えていくらでも操作が可能。 データを見る上で気を付けないといけないのは「回答数」もしくは「回答率」。 例えば、企業10社を調査したとする。 7社が「業績が悪くなった」と回答し、3社が「業績が良くなった」と回答した場合、全体的にみたら「景気が悪くなった」と判断することができそうだ。 回答率100%ならこうなる。 回答率が70%だったらどうだろう。 うち4社が「悪くなった」で3社が「良くなった」と回答したら、「まあ悪くなったかな?」って印象になる。 同じ70%でも7社が「悪くなった」との回答なら「絶望できな状況」なんてことになりそうだ。 統計データなんてそんなもんだ。 ただ、母数が大きいので、ここまでの差が出ないということだ。 今回は、実際に都合よく操作されていたのではないかというデータが出てきてしまったからねえ。 政府は「賃金は上昇した」なんて言ってたけど、「実質賃金は下がった」というデータが出てきた。 厚労相もその点を認めざるを得なかった。 つまり、都合よく操作したんだね、と。 どうやら、消費税増税の問題ともリンクしていたようだけど、まあ、これは実際に上げてみたら分かることだから。 政府は、現状ではマズイと思っているから、必死になって緩和措置を打ち出しているようにしか見えないんだけどね。 消費税が導入されたとき、5%になったとき、8%になったとき、今回ほどに大げさな緩和措置は取られてないもの。 おかしいでしょ、10%に上げておきながら2%は返しますって。 つまり、現状は上げられる状況になくて、とりあえず暫定的に緩和しときゃ慣れるでしょってことではないか? 要するに、今の生のデータを見せられる状況にはないってことではないの? やっぱ操作してるんでしょ、となるわけだ。 無理を通したところでどっかで破たんするんだからさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年02月06日 06時00分18秒
コメント(0) | コメントを書く
[その他] カテゴリの最新記事
|
|