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かわぐちかいじが描いている「空母いぶき」の世界が現実になろうとしている。
作中ではまず、中国海軍が先島諸島に上陸、占領するところから始まる。 そこで自衛隊が奪還作戦を敢行していくわけだが、沖縄本島への攻撃はなく、あくまでも中国海軍の一部と自衛隊の局地戦という形でストーリーが進行していき、中国海軍の空母の機能が失われた時点で戦闘が終結するというもの。 その後、北海道がステージとなりロシア軍との戦いに突入していく。 まあ、これは物語の世界であり、日本に有利な展開となっているのだが、現在はまだロシア軍との戦闘が現在進行形で描かれている。 しかし、この話が全くの絵空事ではなくなりつつある。 中国海軍の空母遼寧が沖縄沖で艦載機の発着訓練を行っているという。 なかなか挑発的な行為だ。 これに対して、自衛隊のいずもっちが監視のため派遣されているそうだ。 いずもっちはF35Bを搭載するための改修を行っているところ。 一次改修は終わって、ひとまずF35Bの発着が可能となったようだ。 しかし、「いぶき」のような艦載機を常設する空母の形態での運用は考えていないという。 海上の簡易基地としての運用になるんだろうな。 しかし、先島諸島での戦いといい、現在進行している北海道での戦いといい、なにかリアリティが感じられるわけで、実際には作中のような展開にはならないだろうなあと思うわけだ。 現在はウクライナ戦線が注目されていて、沖縄沖であるとか、オホーツク海方面での中国海軍やロシア海軍の動きはあまり注目されていない。 しかし、なにかのはずみで現実に「空母いぶき」の世界が展開することになるかもしれないことは認識しておかなければならないのではないかと思う。 もう一つ加えて言うなら、今まさに日本では「沈黙の艦隊」のストーリーが展開しようとしているわけだ。 周辺諸国の核に対抗して戦略原潜の保有をという意見が出ているんだよな。 日本が核武装するとなると、戦略原潜の保有というのが一番現実的なのも事実。 陸上では発射基地を設置する場所などないし、現実的な効果を考えたら、戦略原潜を2隻、太平洋と日本海に潜ませるのが一番だ。 そして、これも作中にあるように、戦略原潜は現実に存在する必要がないということだ。 あると思わせればそれで十分なわけで、実際に運用する必要はどこにもない。 一度、姿を見せて、防衛省の予算上に維持費が計上されていれば誰もがその存在を疑わないだろう。 今のところはまだ、作中の話で済んでいるわけだが、これが現実の話になったら、日本も終わりなんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月13日 05時48分56秒
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