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今はウクライナの戦況が注目されているけど、中国がどうも怪しい。
沖縄沖で空母遼寧が艦載機の発着訓練をしているという。 なのに沖縄県知事はノーリアクション。 米軍が演習をしたらすぐに抗議するのにね。 先日は尖閣諸島付近で漁をしている人をニュースで取り上げていたけど、中国の海警が領海にバンバン侵入している事実がそこにある。 なのに沖縄県知事はノーリアクション。 空母の件はなかなか表に出てこないけど、沖縄沖で訓練をしていることがどういうことか分かるだろうか。 日本目線だとちょっと分かりにくいとは思うが、台湾目線で考えるとえらいことになる。 なぜなら、台湾東部からの侵攻が可能だというメッセージになるから。 これまで、台湾と中国の関係でいうと、台湾海峡を挟んでの動きに限定されていた。 つまり、仮に中国が台湾に侵攻するにしても台湾の西側から侵攻してくるから、東側がエスケープゾーンになるという前提だったと思う。 が、空母が太平洋に出ることによって台湾東部からの攻撃が可能になるということだ。 と、簡単に書いているけど、これってかなり重大なこと。 中国海軍が太平洋に出てくるということは、そこにアメリカ海軍がいないことを意味するからだ。 これまで、台湾進攻に際して東部からの攻撃プランがなかったのは、太平洋にアメリカ海軍の存在があったから。 中国海軍はこれまでは太平洋に進出することはできなかったということだ。 その前提が今、崩れつつある。 中国海軍は太平洋に出られるとアピールしているわけだからな。 太平洋にはアメリカの第7艦隊もいるし、インド洋の第3艦隊もいるじゃない、と思うかもしれんけど、今回の中国の動きはこのアメリカの打撃群の存在を否定するものだ。 その担保になっているのが、地対艦ミサイル網。 つまり、中国はアメリカ艦隊を台湾東部から退けることができると考えているわけだ。 加えて、ロシアがオホーツク海で海軍の演習を続けている。 ウクライナ戦では散々な結果にはなっているが、極東ではまだ戦力が健在であるというアピールだろう。 オホーツク海はアメリカとは目と鼻の先になるので、ここでロシア海軍が蠢動していると厄介なもんだ。 下手をすると、太平洋の北と西で作戦を行わなくてはならないとなったら、いくらアメリカ海軍でもしんどい話だ。 ここがあるのでヨーロッパではアメリカ軍が直接介入しないのではないかと思いたくもなる。 いくら世界ナンバー1の軍隊といえど、三方面での総力戦となったらとても無理だろう。 まだホットな動きにはなってないけど、太平洋でもかなり怪しい動きが出ているということだ。 来月くらいにはなにか新しい動きが出てくるかもしれんな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月17日 05時52分56秒
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