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国会議員が除名されたのは72年ぶり3人目だとか。
それを受けて旧N党党首が会見、「少数派のいじめ」だと。 そもそも今回の除名の理由は「正当な理由なく国会に登院しなかった」ことだ。 本人は糞真面目に「国会不登院を公約に掲げていた」なんて言ってるけど、だからと言って法に違反していいとはならないことは、当たり前のこととして認識されてないといけないはずなんだが、どうやらそうではない人たちが増えているということか。 それに「不登院」なんて言ってるけど、国会で居眠り議員を暴くとか、登院を前提としたこと言ってなかったか? まあ、こんなことをいちいち言ったところで話が通じる人達ではないのでね。 で、除名したら「少数派のいじめ」だと。 これをいじめだと言い出したら、学校で先生が生徒に注意するのもいじめ、会社で上司が部下を注意するのもいじめってことになるな。 おっと、裁判所が有罪判決を出すのもいじめになるな。 そんなことを一政党の党首が大真面目に会見で発言する世の中になってしまったわけだ。 国会法に規定されているからといっても国民は知らないとかいうのもあったな。 道路交通法に横断歩道での歩行者の優先が定められているけど、歩行者の横断を妨害して取り締まられて「そんなの知らなかった」というのと同レベルの話。 議員を目指すなら国会法くらいは目を通しておかないと。 そりゃ、すべてを熟知してる議員なんていないと思うけど、一度指摘されたならもう「知らない」とかでは済まないだろう? いくら公約したと言っても、それが違法ならむしろ修正、撤回すべきものだ。 本人は30万人の支持をえているのに160人に資格を奪われたなんていってるけど、その160人を支持している人がどれだけいると思ってるんだろうね。 仮に1人が10万人の支持を得ているとしても1,600万人が除名を支持したわけだから、自分が言ってることがどれだけ意味のないことか... 少数派を尊重するというのは、議論にあっては少数の意見を表明する機会を奪ってはならないということ。 多数の意見も少数の意見も同様に議論し、検討したうえで、最後は多数の意見に従うというのが民主主義の根幹なわけで、少数の意見を通せということではない。 少数の意見を表明する場すら与えられないというのは問題だが、今回は何度も本人に登院を促し、懲罰に当たっても、まずは本人に発言の場も与えている。 本来なら、登院拒否なので、一発で除名でもおかしくない状態のところ、やり直しの機会まで与えられているわけだ。 それに30万人の有権者が期待したのは国会の闇を暴いてくれるという、手法はやや問題ありとは思うが、そういうところを期待していたのではないか? 本人もそう言ってたと思うんだけどなあ。 ここにきて「不登院が公約」という一点だけをとらえて不満を言うのはおかしいよな。 他の公約はまったく守られてないのになあ。 今更ではあるけど、本気でリモート国会なんかを実現したいなら、まずは国会法の規定を改正するところから始めるべきだったな。 そして、リモート国会を実現させたうえで、「公約の不登院を実現した」と言えばそれなりに評価されたと思うんだけどなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月16日 05時57分47秒
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