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ガーシーが登院拒否して除名された国会だが、リモートで出席の道は開けないもんなんだろうか?
現在は、国会議員は登院しなければならない旨の規定があり、理由なく登院しないと懲罰の対象になる。 ガーシーが懲罰を受けたのは、国会に登院しなかったからで、他に理由はない。 あれこれと言う人がいるけど、ガーシーが除名されたのは、あくまでも法に従わなかったから。 他にも登院しないのがいるという主張もあるが、理由なく登院していないなら、法に従い懲罰を与えればよいだけのこと。 誰だっけ、田中角栄だったかな、病気で5年間登院できなかったのに除名されなかったというのがあったな。 田中角栄は衆議院議員だったと記憶しているが、5年間登院していないというと、少なくともその間に1度、選挙があったはずなんだが。 これ、どう評価するんだろうね。 病気だけど、選挙に出て当選したってことだろう? それはともかく、田中角栄が除名されなかったからガーシーもOKとはならないよな。 角栄氏は登院しないことで懲罰を受けたかな? きちんと法に従い、登院できない旨の届け出なりをしていたのではないかねえ。 ガーシーも登院「できない」ならその旨の届け出をすればよかったのにね。 公約したからと自ら登院を拒否し、度重なる登院要請を受け入れなかったのが最終的に除名という処分になったということではないか? と、それはともかくとして、今回注目されたのが「リモート国会」の可能性だ。 国会にリモートで参加するのではだめなのかという話だが、これは十分議論に値すると思うのだ。 今の国会は衆議院がメインであり、参議院が補完的な立ち位置になっている。 基本はやはり衆議院の意思が優先されるわけだが、なにがしかの理由で衆議院が機能しない場合、参議院が代替的な立場になる。 これは、衆議院が解散したときに緊急を要する決断が必要な場合とかなんだが、そもそも物理的に議員が登院できない場合を想定していないと思う。 例えば、地震などの災害時に国会が開催できないとなったらどうするか。 そうでなくても、今回のがーしーのように海外にいる場合とかにリモートで出席する途はないのか? 技術的には実現可能なことは言うまでもないが、その他のところでいろいろとクリアすべき課題がある。 そもそも議員の安全を確保できるのかということ。 例えば、誰かに脅迫されて意図しない発言を強要される可能性もあるだろう。 国会の中では、少なくとも身の安全は計られていると思うが、リモートも場合、すぐ横で銃を構えられていても分からない。 そんなことはありえないとか思うかもしれんけど、海外でリモートに参加しているその場所の安全が確保されている保証はない。 なりすましも容易になるだろう。 それ以外にもクリアしなければならない課題がたくさんあると思う。 そういったことを踏まえて、リモート出席について議論することはいいんじゃないかと思うんだけどね。 がーしーがやるべきはそこだったと思うんだけど、明らかにやり方を間違ったよな。 で、そもそも彼に投票した人たちが期待したのは、国会議員の闇を暴くだとか、居眠り議員を糾弾するだとかそういったことではなかったかねえ。 で、彼が議員になってやったことは、結局のところ、一国民を脅迫しただけだ。 居眠り議員は誰も暴かれてないし、議員の闇も暴露されてない。 それが法的にどうかという点も考えないといけないけど、少なくとも、居眠り議員を糾弾することで避難されることはなかっただろうね。 それなのに、どちらかというとそんなに目立ったわけでもない「国会に登院しない」という公約?だけがクローズアップされてしまったわけだ。 今回はこれで終わってしまったけど、リモート国会の是非についてはいずれ議論すべき課題となるのではないかねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月20日 05時57分51秒
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