|
カテゴリ:その他
マイナンバーカードと保険証を合体させる法案が衆議院を通過したそうな。
ということで、いよいよ来年の秋にはマイナンバーカードと保険証が合体することが確定となったようだ。 これについては、まあいいんじゃない?と思う。 今の健康保険の仕組みを考えると、基本は国民健康保険。 これが国民皆保険のベースとなっている。 そして、他の健康保険に加入すると国民健康保険の資格がなくなり、他の健康保険を止めると国民健康保険に戻ることになっている。 75歳になったら後期高齢者医療保険になる。 こうやって国民皆保険の建前が維持されているようなのだが、ちょっと厄介なのが、健康保険の種類が変わるときに手続きが必要だということ。 他の健康保険に入るときは、例えば、会社に就職したときに会社の健康保険になるんだが、そのときは会社が手続きしてくれるので本人はなにもせずに国民健康保険を離れることになる。 が、会社を辞めると、会社の健康保険を止める手続きは会社がしてくれるが、そこで終わりなので、国民健康保険の資格は復活するが、保険証はやってこない。 改めて国民健康保険に加入する手続きが必要なのだ。 なんでこんな面倒なことをやるんだろうかと思うんだが、国民健康保険って「国民」と言いながらやってるのは自治体だ。 前は市町村がやってたみたいなんだけど、最近は都道府県がやることになったんだって? いずれにしても、国民健康保険の資格はあるものの、どこの自治体の健康保険に入るかを自ら手続きせねばならないということだ。 これ、国がやることにすれば、話は早いんじゃないかと思う。 国がと言いながら、実際にやるのは自治体になるんだと思うけど、住民票を頼りに、住民票のある自治体が保険証を発行して、保険料の請求書と一緒に送ればいいじゃない、と思うんだよな。 国民健康保険がベースなんだから、他の健康保険に入らない限りは国民健康保険になるわけで、そっちの方で、加入、脱退の手続きさえすれば、後は国民健康保険でとなるじゃない。 そこで、マイナンバーカードと保険証が合体する意味が出てくる。 マイナンバーカードはずっと持っているもので、そこに健康保険のデータを紐づけたら、いちいち保険証を発行なんて手間暇がなくなるし、変わってすぐに保険証が手元にないから病院に行くのがためらわれたりもない。 保険料は、他の健康保険に入っているときは、勤務先が勝手に保険料を引いてくれるし、国民健康保険に戻ったら、税金みたいに請求を送れば済むことだ。 マイナンバーカードを使うことについて、すぐに「個人情報がうんぬん」と言う反対意見が出るんだが、そういう人はキャッシュレスもクレジットも、なんならスマホも使っていないのかな? 使っていれば、どっかであなたの個人情報は漏れてる可能性があるんだがね。 それはスルーでマイナンバーカードに噛みついたところで意味があるまいと思うんだがな。 情報漏洩はまた別の話できちんと管理しなきゃならんけど、ナイナンバーをキーにして医療データを一元管理できれば、それはそれで便利になると思うんだけどな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月12日 05時49分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[その他] カテゴリの最新記事
|
|