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カテゴリ:その他
これはけっこう衝撃的な事件。
こういう事件が1件発生すると、組織としてはかなりダメージを受けることになる。 警察官も同じだと思う。。 ある日突然、隣にいる同僚が自分に銃口を向けたら?と思うととても平穏ではいられないだろう。 自衛隊は作戦中、生命の危険が究極に高まる中で、隣にいる同僚が信じられなくなったらとても作戦の遂行などできない。 敵の攻撃だけでも精神がおかしくなりそうなのに、味方まで警戒しなければならないんだからな。 自衛隊では連帯責任という言葉がよく出るようだ。 たいていは何かの罰を与えるときみたいだな。 これは普通に考えたら理不尽な話だ。 他人の失敗の責任をなんで自分が取らんといかんの?って話だからな。 だけど、作戦中に同僚がミスをしたら自分が死ぬんだから。 連帯責任での罰というのは、一人のミスが全員の死につながることを体現しているわけだ。 これは連帯責任で罰を受ける人が「あいつのせいで...」とか思うのではなくて、ミスをした本人に、自分の行為の結果を知らしめるためのもの。 みんなのために失敗をしないようにきを引き締めるためのものだと思うのだが、そうなってないことが多いのもうなずける。 自衛隊に限らず軍隊においては、理不尽な仕打ちというのはままあることだ。 特に自衛隊はな。 そもそも、国内ではその存在を正式に認められてないわけだから。 いや、実際は認められているんだ。 自衛隊法なんてものもあるし。 きちんと国内の法律に基づいて設置された組織なので、違法な存在ではないが、違憲な存在だと言われている。 違憲だと言い、自衛隊を解散せよなんて言う割には誰も自衛隊法を廃止しようとかそういう動きにはならないんだ。 そして、災害救助では当たり前のように自衛隊を求めるわけだ。 とはいえ、それも最近のこと。 阪神大震災のときにようやく自衛隊が日の目を浴びたのかな? それでもまだ、一挙手一投足をかなり冷たい目で見られているのは事実。 自衛隊は軍隊として必要以上にストレスにさらされている組織だと言えるだろう。 そんな中、このような事件が起こると、社会的な信用失墜はもちろんだが、隊内での信頼関係も崩れてしまうわけだ。 そして再発防止の対策が取りにくいのも事実。 もう、射撃訓練は一人ずつ個別にやるしかないよなあ。 こうやって組織としての能力を削いでいくわけだが... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年06月15日 05時52分47秒
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