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1人区で2人が立候補した場合、有効投票数の半分を取らないと当選できない。 10万人の選挙区で当選しようと思ったら、5万票を取らないといけないわけだ。 が、実際にはそうはなっていない。 全員が投票に行くわけではないからな。 最近の選挙で見ると投票率が50%もあればたいしたもんだとなる。 ということは2万5千票取れば当選することになる。 最近は補選なんかだと40%を切ることもあるから2万票も取れば当選できるということだ。 ということはだ、この場合、1/5の有権者の賛成で当選できるということになる。 10万人の意思ではないわけだ。 これが最近の選挙の実情。 残りの8万票のうち、2万票は対立候補に入っているので、6万票は死票ということになる。 しかし、この6万票のうち、千票が対立候補に行けば対立候補が当選する。 もっと言えば10票でもいい。 もし、ここに3人が立候補した場合、この3人の勢いが拮抗していたら1万4千票も取れば当選できるわけだ。 この状況が自民党の一人勝ちを生んできたと言っていい。 この条件で過半数を取って圧勝という話になったとしても、実際に取った票は2万票だ。 残りを仲良くわけで1万票取ったとすると、6万票の中の1万票を投じれば追い付く計算になる。 それでも投票率は50%ということだ。 ただ、投票に行かない人の大半は選挙自体に興味がない人だ。 こういう人達をどうやったら投票へと向かわせることができるか。 理由を聞くとたいていは「投票したい人がいない」ということ。 つまり、消去法すら使えない状況にあるということだ。 例えば、2人の立候補があったとして、1人は与党候補、もう1人は野党候補。 今の状況から与党候補には入れたくない、が、野党候補にも入れなくない、ということだ。 つまり、野党候補が補完できていないということ。 しかし、「仕方ねえからこっちにいれとくか」という状況が一番危ないのかもしれないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月21日 05時50分26秒
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