山海屋本舗

YOUTUBEを見てて、なんか討論のやつの中で見つけたもの。

　日本が中国を侵略するという主張。

　思うんだが、日本を中国に攻めて行ってどんな得があるというのだろう？

　中国の軍事力に打撃を加えるということであれば可能性ならないとは言えないな。

　なんせ、今、日本は中国から侵略を受けつつあるもの。

　EEZ圏内になんやらブイを設置したとか、領海内に海警の船が入ってきているとか。

　そうそう、台湾周辺で軍事演習をやったときにどさくさに紛れて日本のEEZ圏内にミサイルを撃ち込んでたな。

　こういう行動に対して対抗するという意味で中国の軍事力と対する可能性はあるわけだ。

　というか、日本、もっと抗議しろよと言いたいがな。

　で、日本が中国に侵略するという話なんだが、そんなことして何が得られると言うんだろう？

　そもそも領土的な目的であれば、まったく無意味と言っていいし、日本の軍事力にそれだけの力はない。

　そこにトマホーク４００発が加わったところで焼石に水、だ。

　そんなんで中国を侵略できるなら、８０年前にできてたと思うぞ。

　こう言っちゃなんだが、中国が日本に負けるという状況を想像することができないのだ。

　もちろん、局地的な戦闘では日本が勝つ場面もあるだろう。

　だけど、日本としてはせいぜいその戦闘域から追い出すくらいのことしかできないわけだ。

　で、日本としても中国を手に入れても仕方ないわけで、侵略する理由がないんだよな。

　逆に中国に対して日本に入ってくるなと、バリアを張る必要はある。

　そもそも、日本が戦争したがるという理由も分からん。

　戦争ほど経済的にも負担の大きい事業はないわけで、今のウクライナを見れば分かるように、一瞬でその国の体力が削られていくわけだ。

　日本の戦闘継続能力はせいぜい一週間くらいなもんだと言われているけど、それも防衛に特化した話。

　周りを海という天然の堀に囲まれているとは言え、昔と違い、あっと言う間に乗り越えられてしまう。

　日本が中国を侵略すると言っている人達は、実は中国に攻めこませる口実を作っているのではないかと思わずにはいられないのだがどうなんだろうな。