山海屋本舗

日本各地で熊出没のニュースが流れているんだが、なかなか有効な対策がないまま過ぎているようだ。

　なんせ熊は頑丈というか、ときどき動画で車と熊が衝突したものを見たりするけど、多分、大型トラックとぶつかっているのに十数メートルくらい吹っ飛ばされても普通に走り去っていく映像がある。

　こんなの見せられて、どうやって生身の人間が熊を撃退できる？と思ったりもするわけだが、銃を使ったとしても、そう簡単に撃退できるわけではなさそうだ。

　一発で仕留めるとこができればいいけど、万一それが叶わなかった場合、自身の安全が脅かされるわけだ。

　今までは人間と熊の住み分けができていたけど、人間がどんどん山を開発して住み分けができなくなってきたという。

　が、本当にそれだけが原因ではあるまい。

　市街地にまで出てきているわけで、そこは古来がと言う話ではなく、少なくとも、５０年くらいは人間が住んでいるところに熊が進出してきているわけ。

　それまでは熊も出てこなかったのに、ここ数年、急に熊が見られるようになったのをどう説明するんだろう？

　５０年と言えば、熊の寿命がどのくらいかは分からんけど、少なくとも一世代くらいは交代してないか？

　それとも５０年前に住みかを追われた熊が戻ってきたというのだろうか？

　今はどちらかというと田舎町の話だ。

　殺処分したりすると抗議するのはその地域外の人。

　その人達が住むところで熊が出たときにどういう対応するのか、実に興味がある。

　それでも「熊がかわいそうだから殺処分は止めてくれ」と抗議するのだろうか？