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もうね、そのうち賃上げ首相なんて言われるんじゃないかと思うくらいに、口を開けば「賃上げが重要」と。 そりゃあ労働者の立場から言うと賃上げはうれしいよ。 だけどさ、その裏で待っているのは「税、社会保障費の増額」だ。 言い方は悪いかもしれんが、きっしーのやろうとしていることは増税、社会保障費の増額のために賃上げをするというもの。 例えば、収入が10万円上がったとして、それは本人の好きに使えるお金ではないということ。 その10万円は税、社会保障費の増額分で持っていかれるということだ。 つまり、本人が使えるお金は変わらないということ。 これがきっしーの言う「賃上げ」ということだ。 いくら給料の額が上がったところで、手取りはびた一文増えないので、消費が増えるわけがない。 会社からもらう給料明細の額は確かに上がっているのに、財布に入るお金は増えてないんだもの。 これでは賃上げしたところで消費は上向かず、企業も売り上げが増えないので、次の賃上げにはむずびつかないよな。 でもね、きっしーは本気でそう考えているんだ。 これで景気は良くなると。 で、これを短期的に解決するには消費税減税しかないということだ。 例えば、消費税を撤廃したら21兆円が不足するって話だったな。 でもね、消費税がなくなることで価格は1割減るわけだ。 これまで110円で買っていたものが100円になるんだから。 そして、これは単なる店頭価格だけではなく、いろんなところに波及していく。 そもそも燃料費も下がるから輸送費も抑えられるし、製造コストも抑えられるので、その分が製品価格に反映してくる。 なので100円だったものが、95円になるだろうって話だ。 そうすることでまずは物価上昇に歯止めがかかる。 そのことでさらに消費が増えるのであれば、企業の売り上げも増えてその分を賃上げに回すことができれば個人の収入も増える。 となると、無理に増税することなく税収は増える。 なので、消費税を撤廃したところで単純に21兆円が不足するわけではない。 まずは国内での消費を増やし、生産力を上げていくことで雇用も生まれて就労人口が増える。 そうなると所得税収はさらに増加する。 この循環ができれば消費税廃止分なんてすぐにカバーできるだろう? まずは短期的にこの構造を作り出して、改めて消費税だ。 今度は一般財源などではなく、特定財源として社会保障にしか使えないようにする。 当初はそうだったけど、途中で一般財源にしてやりたい放題になってしまったからな。 そして社会保障費を下げていくことで個人の負担を軽減するのだ。 こんな一田舎のド素人でも思いつくような対策をなんで東大でのエリートたちは考えないのかね? まあ、きっしーは総理大臣になれればいい人だからそんなことは考えてもないんだろうな。 ひたすら「賃上げが重要だ」と繰り返すだけで、なんで賃上げが重要なのかきちんと答えてないものな。 そりゃ答えられんよな、「上げた分は増税、社会保障費の増額で回収します」なんてな。 来年やるという定額減税も、せめて「10年間は続けます」くらい言えばよかったのにな。 もっともこれですら社会保障費の増額とバーターだもんなあ。 これで支持率が上がると本気で思っていたんなら、我々はとんでもないやつを総理大臣にしてしまったってことだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月06日 05時57分27秒
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