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能登半島地震も発生してからもうすぐ1か月になる。 世間の関心もずいぶんと薄れてきたのかなあと思うくらいにマスコミの動きも鈍くなってきた。 おそらく救助活動もひと段落を迎えたようで、本格的に復旧活動に入っていく時期にきたようだ。 が、今回の地震は過去の地震と違うところがある。 それは地面が隆起しているということ。 場所によりだと思うが、海岸線がずいぶんと後退したようで、港など、沿岸の施設が使えなくなってしまったところがあるようだ。 これは沿岸にとどまらず、どうも半島が全体的に持ち上がったんじゃないかと思われ、そういったところも復旧作業が難しくなっているようだ。 そういったニュースがまだあまり流れてこないのだが、マスコミ的にはどうでもいい話なのかな? それにしても、海岸線の後退は復旧にとって大きな障害となるような気がする。 そもそもこのあたりって漁業で生計を立てていた人も多いだろう。 もちろん、それに伴う製品加工であるとか、漁業関連の産業もあったと思う。 そういった環境を取り戻すのに、さすがに元のところに港を復活させるというのはもはや現実的ではないと考える。 確か、4mくらい地面が隆起したというが、港から水面まで4m掘り下げていくかとなると、これはどうだろう? それなら港を今の海岸線まで前進させた方がよくないか? 付随する施設なども当然、海岸線まで出すことになるだろう。 ここで問題になるのが、隆起した土地の所有権など。 港湾施設については公のものが多いので、これはさして問題になるまいが、私人の所有物ではないので、権利関係を整理するのがちょっと手間になるかもしれんな。 思うに、今の場所と、新たな場所をバーターで交換してまずは、権利者の確定をした後に元のところはまた開発などすればいいんじゃないかと思う。 もしくは奥地の方で被災してどうにもならん人に譲るのもよいのではないか? やり方はいろいろとあると思うが、まずは産業の立て直しを中心に沿岸部の整理をするのがいいんじゃないかと思ったりもする。 ただ、懸念されるのは、これを機にこの場所を離れる人や、漁業などは止めてしまう人が多かったりするんじゃないかってことだ。 津波で多くの人が犠牲になった東日本大震災のときも、復旧段階で同じような問題があったんじゃないかと思う。 こちらは土地が増えたとかではないけど、所有者のいなくなった土地をどうするかってことで結構問題があったと思うのだ。 今は、全くマスコミは取り上げないけど、今でも権利関係の整理がついてないケースが多々あるのではないか? 能登半島も今から同じような問題に直面すると思うので、そこを速やかに整理できる対応を取れるとよいのだがな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年01月31日 05時57分03秒
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