山海屋本舗

まあ褒められたものではないが、脱税指南というのがどうも流行るのではないかと。

　みんな税金を払いたくないという気持ちはあるようで、どうにかして支払う税金の額を少なくしようと、節税の試みが多々行われているわけだ。

　が、それをつき詰めていくと、どうも脱税につながるらしい。

　その脱税のススメを公にやってしまったやつがいる。

　きっしーだ。

　しかも国会でどうどうとやるのだからもうどうにもならんな。

　というのも、きっしーの首相就任おめでとう会のことだったかと思う。

　地元の団体（政治団体ではない）が主催してきっしーおめでとう会を開いたわけだが、実はその事実上の運営をしていたのがきっしーの地元事務所。

　そして、収益をきっしー事務所に寄付したというのだが、それが報告書に記載されていなかったと。

　政治資金規正法は政治団体が行ったら報告書に記載とあるので、任意団体が行ったから関係ないと。

　きっしーの国会での答弁だ。

　質問者は「これがOKなら明日からみんなやるよ？」と聞いてもきっしーは「任意団体が．．．（以下略）」と。

　収入があったにも関わらず報告書に記載がないということは、個人の一時所得扱いとなるようだ。

　となると、これは税の申告をしないといけないものになる。

　が、当然のことながら税の申告などしていないのだから、これは脱税ということになるのではないか？ということで、あまたの議員や派閥事務所が慌てて報告書を修正したのではなかったかな？

　でないと個人の収入として税の申告をしなければならないし、してなければ脱税になる。

　まあ、報告書に記載すれば非課税になるというのもどうかと思うがな。

　だけど、きっしーは「任意団体が行ったものだから政治資金規正法の報告事項ではない」と言い切った。

　が、そうなると、収益の寄付はどうなる？

　政治資金ではないのなら、単なるきっしー事務所の収入だよな？

　寄付とはいうけど、単なる贈与でしょ？

　贈与なら年間１１０万円までは非課税だったと思うけど、そんな金額じゃないでしょ？

　となると脱税になるのでは？と思わずにはいられないのだが、きっしーは「任意団体だから．．．（以下略）」で済ませてしまった。

　こんなのが国の代表してるんだからなあ．．．