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これは正直考えてもなかったこと。 納税の義務となると、これは憲法にも規定されていて、税金ばかりはどうあっても収めねばなるまいと誰もが思っていたからだ。 納税を怠ると、それは厳しい対応が待っている。 財産は差し押さえられるわけで、ここが重要なところだが、民間の債権のように裁判でという話ではない。 その昔、漫画やドラマにもなったが、徴税吏員という人たちの権限で差し押さえがされるということ。 そして、税の申告を怠ろうもんなら、厳しく調査されて結局は追徴金も含めて収めねばならなくなるわけだ。 どう転んでもいいことにはならないわけだが、どうも政治家だけは違うらしい。 政治資金について、きちんと報告されないものは本人の収入であり、申告、納税が必要なのではないかと問われたときに、「それはその本人が判断すること」と答弁した。 その答弁をしたのが、財務大臣であり、内閣総理大臣だ。 国の行政のトップが「納税は本人が判断すること」と言ってしまったからえらい騒ぎになってしまった。 これ、全国の事業者たちは「ならば我々も同じことではないか?」と思ったことだろう。 が、実際にこれをやってしまうと先に書いたように厳しく調査され、追徴される。 納税しないと差し押さえられる。 都合の悪いことは「私は知らない、記憶にない」で済まされてしまうわけだが、民間人はそうもいくまい。 知らなかろうが、記憶になかろうが、「それは認められません」の一言ですまされてしまうわけだ。 これを国のトップがやってしまうというのが今の日本だ。 まあ、この国会のやりとりを見ていてちょっと面白いことがある。 ちょうど答弁者の後ろに高市大臣が映っているわけ。 で、答弁者がとんでもないことを言うと、高市さんが「こいつ、言いやがった」とか「まじか、こいつ?」みたいな顔してるんだよね。 答弁者のやらかしと高市さんの表情がリンクしていて、なんかそちらを見ている方が面白かったりするわけだが、そのくらい、とんでもな答弁が繰り返され、その最たるものが「納税の自由」だ。 いつまでこんなのをトップに置いておくんだろうね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月17日 06時04分34秒
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