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カテゴリ:その他
この春は賃上げラッシュという印象が植え付けられた感があるけど、これは例の子ども支援分の増加分を賄うものだそうだ。 だから保険料に上乗せしても実質負担増にはならないという説明だった。 しかしな、これには肝心な説明が抜けていると言わざるを得ない。 子ども支援分の上乗せを追求した議員さんはかなりいたけど、多分誰も触れてない。 賃金が上がると、所得税も住民税も、なんなら健康保険料も上がるでしょ、と。 賃金が上がっても税金、保険料が今のままなら子ども支援分は賄えると考えてもよかろうけど、やっぱり上がった分の税金、保険料は上がるわけだ。 例えば月の給料が1万円あがりました。 これはうれしいよね。 だけど、その上がった1万円から4千円くらい税金と保険料に取られるわけ。 前にも書いたが今は4公6民だもの。 これだと手元に6千円しか残らないわけだが、ここからさらに千円ほど子ども支援分で吸い上げようということだ。 まあ、月に1万円もあげてくれればまだマシかもしれんな。 これが5千円だったら、そのうち2千円は税金に保険料で取られ、そこから千円が子ども支援で取られるので、手元には2千円しか残らないのだ。 なのに政府の説明は「1万円上がるんだから千円くらいいいだろう?」って言い方だ。 まるで9千円は手元に残るからいいじゃないかと言わんばかりなのだが、現実は先に書いた通り。 これはもう詐欺としか言いようがないんだが、それでもまだ賃上げがあるだけマシかもしれん。 確かニュースでは大企業が5%くらい、中小企業が3%くらいの賃上げと言ってたように思う。 でもこれ、平均だからね。 大企業はともかく、日本では大半を占める中小企業は全部が賃上げしたわけではない。 賃上げしてないのに子ども支援分を取られたら実質負担増となる。 きっしーはお願いすりゃみんな聞いてくれると思っているのかもしれんけど、ただでさえ苦しい企業が賃上げできるわけないじゃない。 これ、きっちり賃上げさせようと思ったら消費税減税と法人税増税しかないんだ。 もともと利益が出てない企業は法人税増税の影響を受けないので別に問題ない。 法人税増税の影響が出る企業は賃上げをすればいいのだ。 人件費は控除対象になるから、その分法人税を下げる効果があるだろう? 賃金を上げれば先に書いたように所得税、住民税が上がるので、要は企業は納税するか従業員が納税するかの違いだけで、税収は上がる。 消費税は下がるので、消費は増える。 消費が増えた分生産が向上するので、企業の利益になる。 その分、法人税を払いたくない企業は賃金を上げる... と、いい方向に転がっていくじゃないか。 まあ、こう単純な話でもなかろうけど、方向性は悪くないと思うんだがな。 それを、むりやり賃上げさせても企業もついていけないと思うんだけどなあ。 ましてや増税でまもなく5公5民になろうかという状況ではね。 前にも書いたが3公7民くらいでとどめるのが良い政治ではないのかな? 庶民から年貢を吸い上げまくった江戸時代でも3公7民だ。 5公5民は一揆がおきるレベルだと理解すべきだな。 今の異常気象は政変の前触れかもしれんよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月23日 06時04分08秒
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