山海屋本舗

もう、NHKがやりたい放題になりそうだ。

　インターネット配信を主な事業にするのだという。

　一見、なんのことやらというものだが、これは全方位で受信料を徴収するための布石。

　今のところ、放送に関してはもはや敵なしの状態。

　チューナーレステレビですら「受信機付けたらNHKみられるやん」という訳の分からん理屈で受信契約の必要ありと裁判所が判断してしまった。

　それっておかしいだろ？

　その受信機を付けたなら契約せよというのも分かるが、受信機がなければただのモニターだぞ。

　デジタルになった今はスクランブルを入れることで見られなくすることは容易にできるわけだが、それもせずに伝播を垂れ流しては金を払え、と。

　もうね、詐欺よりもひどいよな。

　だって、国家権力がバックについてるんだもの。

　それでもまだ、放送を見るのが主な目的のテレビは１万歩譲って致し方なしとしても、カーナビやスマホですら「テレビが見られるなら受信料を払え」ときたもんだ。

　いや、カーナビもスマホもそもそも用途が違うやん？

　ということで、最近のスマホはテレビ機能が無かったり、カーナビもそのうちテレビ機能がなくなるのかな？

　さすがにテレビ機能がなければ受信料の席球もできまいが、そこはNHK。

　国民の８割くらいが持っているというスマホからどうしても受信料を取りたいわけだ。

　そこでNHKは考えた。

　インターネット配信をメインの事業に持ってくればええやん？と。

　それが今回の改正。

　そうしてしまえば、ネットなので、アプリを登録するとか、アクティブな操作が入るので、そこで「本人が視聴を望んだ」ということで金がとれるな、と。

　まあ、そこは他の有料アプリと同列なので、法の改正で可能ともいえるだろう。

　でもNHKの最終的な狙いはそこではない。

　今のテレビのように「スマホを持っていたら受診契約」だ。

　だけど、これはもう許されるものではないよな。

　今は「テレビを持っていたら」なのだが、NHKの受信料を払いたくなければテレビを放棄せざるをえず、民放を見ることもできなくなる。

　今度はスマホを持つことができなくなるというわけだ。

　そんなバカなことするわけねえだろ？と思うかもしれんが、NHKと今の政府はやるよ。

　今、裏金問題とか少子化対策で大騒ぎになっているけど、その陰に隠れてこそっと放送法の改正をぶっこんできたものな。

　本来ならこういう時に例の元NHK党が大騒ぎせねばならんのに、肝心のやつらは内紛でそれどころではないし。

　そうなってくると、このときのためにがーしーとかの騒ぎをぶち上げたんじゃないかって穿った見方をしてしまうよな。

　だけど、このままだと間違いなくスマホがやられるよ。