山海屋本舗

都知事選に立候補している中で、マスコミに取り上げられている４人がそれぞれ公約を発表したようだ。

　私的には田母神さんの「世界が、さすが日本の首都と認める東京を目指そう」というのがなかなかいいなあと思うわけだ。

　これだけだと、「じゃあ、具体的に何をするんだ？」って話になるんだが、別にこのくらいの方向付けでいいんじゃない？と思うわけ。

　これをもとに、いろいろな政策を決めるわけでしょ。

　ここまでざっくりではないけど、わりと大まかなのが石丸伸二さんの公約。

　なんだっけ、「政治再建」、「都市開発」、「産業創出」の三つの柱を基調としたもの。

　以前は「東京を解体する」なんて言ってたけど、それはどうなった？と言われてるのだが、それはこの三つの公約に収斂されているんだろうな。

　まさかとは思うが、物理的に東京を解体するなんて思ってる人はいないだろうな。

　東京がなくなるのではなくて、今の問題のある東京を無くしていくという意味だという方向にいかないのかねえ。

　つまりは、「東京解体」という概念をポジティブに表現すると、この三つの柱になるってことだろうな。

　もしかして都民どもはネガティブな表現がお好きなのかな？

　で、マスコミお勧めの蓮舫さんと小池さん。

　どちらも子育て世帯に対する支援を柱にしているようだ。

　小池さんはまだこれでもいいだろうと思う。

　多分、他のことはこれまでの２期でやってきたから、３期目は子育て支援だ、とね。

　だけど、蓮舫さんはそうもいかないよな。

　だって、都政は子育てだけじゃないもの。

　そして、小池さんがこれまでやってきたことでは不十分だからその席を譲りなさいという立場だ。

　それなのに子育てに特化してていいのかい？となる。

　そういう意味で、田母神さんの公約が一番いいなあと思うわけ。

　あらゆる方向性を含んでいるからな。

　後は石丸伸二さん。

　少し、具体的な方向性を示していて、今回は福祉政策よりも基盤整備に力を入れたいと見える。

　福祉はもう十分やってるという評価なのかな？

　対して、蓮舫さん、小池さんは、「まだまだ福祉に突っ込みます」というスタンスか。

　これから、どの候補も少し具体的に掘り下げた政策を訴えてくると思われるのだけど、この４人を見ていると、利権まみれの小池さん、蓮舫さんVS利権と距離を置きたい石丸伸二さん、田母神さんという構図になるのかねえ。

　ちなみに、石丸伸二さんだけフルネームにしているのは、別に石丸さんという候補予定者がいるから。

　ここははっきりとさせておきたいところ。

　都民どもも投票のときには気を付けるように。

　「石丸」だけだと、石丸伸二さんには0.5票しか入らないからな。