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今回の都知事選でもテーマの一つとなっていた「少子化対策」だが、やはり根本的な問題が解決できないと見える。 小池百合子は無通分娩への助成と言っているのだが、そんなことで子どもが増えるならもっと早くにやってるだろう。 そんなことしなくても、その昔は子どもをたくさん産んでいたではないか。 まずは基本中の基本だが、「女性が子どもを産む」ということをしっかりと認識しなくてはならない。 こんな当たり前の話だが、実はかなりここが見落とされているのではないかと思えてならないのだ。 今の時点ではどうやったって男性は子どもを産むことができない。 女性にしかできない行為であることを忘れてはならない。 最近...誰だっけ、笹川さんって言う人だったかな?その発言でなるほどと思う一節があった。 この人が言うには、子どもが増えないのは世の男どもがだらしないからだと。 女性が「この人の子どもを産みたい」と思えるような男性にならなければと言ってたと思うんだが、これだよ。 立ち返って、女性にしか子どもが産めないと書いたが、女性は誰の子どもでもいいと言うわけではあるまい。 やはり、「この人の子どもが」となるわけで、その「この人」がいなければどうにもならんということだ。 そのためには単に結婚するだけではだめで、結婚した相手の男性が頼れる存在でなければならないということだ。 というのも、女性にしか子どもが産めないといいながら、子どもは産んで終わりではない。 産んだら自立するまで育てねばならんということだ。 今はここが問題視されているわけ。 だから、ここにいろいろなバラマキが行われている。 ここまで書いたら、なんとなく問題は見えてきたと思う。 そう、ばら撒いているところが違うだろってことだ。 いや、バラマキ自体がどうかとは思うんだが、それでもターゲットとすべきは「これから子どもを産もうとする女性」だ。 マッチングアプリとか、そんな話ではないのだ。 よくよく考えると、その昔は女性は高校を卒業すると地元の企業に就職するというケースが多かった。 これを言い始めるとジェンダーマンが直ちに抗議してくるわけだが、そいつらは放置しておいて... 就職すると、それなりに職場とかで出会いがあったりして、そうでなくても、そろそろな年ごろと見られると、上司なんかが「いい話があるんだけど」みたいな感じでそれとなく相手を紹介したりっていう環境があったのではないか? 今こんなことやると間違いなくセクハラといわれてしまいそうだ。 会社だけではなくて、親のつてであったりとか、いろんなところからそれとなく話がきたものだろう。 で、結婚したら女性は一旦離職していた。 そこに子どもを産んで育てる環境が用意されたわけだ。 ここで「なんで女性だけ」なんて言うから話がおかしくなる。 先に書いたじゃないか。 子どもを産めるのは女性だけ、と。 そしてもう一つ、大事なことがある。 男性が十分にサラリーを得ていたということだ。 昔は専業主婦なんて言葉があるように、女性は子育てに集中できる環境があったということ。 それが、いつのまにか、パートに出る、復職する、なんなら働きながら子育て、という無茶ぶりをされだしたわけ。 だから「なんで女性ばかり」という話になったんだろうな。 もう一つは、なんか中途半端な男女平等なる概念を持ち出してきたのが少子化につながっていると見る。 女性も男性のように「自由にやりたいことをやっていいんだ」と。 男性の「子育てのための糧を得る」という責務から目を反らしたままでな。 その自由を得た結果、「なんで女性だけが子どもを産まないかんの?」と。 いや、女性にしか子どもは産めないんだよ。 つまり、ここに少子化の問題があるわけで、こいつをどうにかせんと女性は子どもを産もうとは思うまいよ。 その壁を乗り越えて子どもを産んだ人にだけ金をバラまいたところで、その人は有難いと思うかもしれんが、それをもって子どもを産もうなんてことにはならんぞ。 肝心の出会いの場を「セクハラ」の一言で潰しておきながらマッチングアプリとか...バカじゃないの? 「この人の子どもを産もう」という気にならなければいくら金があったところで子どもを産むという話にはなるまいよ。 そういう意味では石丸伸二の「教育への投資」という政策、これはある意味この問題に対する解決策の一つとなりうる政策だと思う。 他の子育て政策では無理だ。 ただ金をバラまくだけだもの。 これは子育てをしている親がありがたいだけで子どもにとってはなんの意味もない。 教育への投資、質の高い教育の提供がその解決策につながり得るというわけだ。 これは子どもにとって意味のある政策だ。 まあ、都民どもはこれを選択しなかったがな。 もちろん問題はこれだけではないが、「子どもを産めるのは女性だけ」という事実を今一度見つめ直さんと、少子化促進対策にしかならないと思うぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月13日 06時36分20秒
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