山海屋本舗

２４時間テレビでマラソンに出たやす子が、自分はノーギャラであることを明かした。

　これは非常に問題なことだと思う。

　やす子に限らずだが、このマラソンに出場する人は２か月くらいはトレーニングのために時間を費やしている。

　つまり、それなりのコストをかけているということだ。

　そして実質２日間、この番組のために拘束されることになる。

　日テレが収入なしでこの番組を作るのは勝手だが、そこに出演する人たちはノーギャラでやる理由があるだろうか？

　まあ、MCだとかスタジオにいる人とか、スポット的に参加する人なんかは好きにすればいいだろう。

　だけど、企画に参加する人はノーギャラである必要はあるだろうか？

　ただ、見方を換えれば、この企画に参加することによって他の番組に出演したり、CMとか依頼が来たりすることで収入が得られるということもある。

　そのための広告だと思えばノーギャラでも良いということか。

　やす子のマラソンも、この番組だけでなくて、他の番組で密着とかでやったりするわけで、そのときは当然マネーが発生するわけだ。

　まあ、そう考えると２４時間テレビにノーギャラで出るというのも悪くはないが、今回の場合、やす子は１人で４憶円集めている。

　日テレとしてはもうウハウハだろうなあ。

　もちろん、この４憶円の全てが施設に寄付されるとしても、やす子個人の寄付ではなくて「日テレ２４時間テレビ」の寄付なわけで。

　こんなボロい儲けはないよなあ。

　そろそろ２４時間テレビもその在り方を見直さなければという話も出たりするが、その前に、こういうギャラに関して整理した方がいいかもしれんなあ。

　毎年のように「チャリティーなのにギャラが．．．」と言われてたりするからな。

　チャリティーだって必要経費はかかるわけだから、出演者にギャラが支払われてもいいじゃないかと思うので、例えば、出演料の半額は寄付していますとかでいいんじゃないかな？

　ボランティアという名のタダ働きは止めたほうがいいと思うぞ。

　私的にはギャラの有無はともかく、２４時間ドラマをやって欲しいなあと。

　結末だけが公開されて、そこに向かってストーリーのないドラマを展開していくわけ。

　全てがアドリブで２４時間演じ続けるという訳の分からん企画を実現してほしいのだがどうだろう？

　それなら結末すら無くてもいいかもしれんな。