山海屋本舗

あれだけ叩かれているというのに、マスコミどもは全く反省しないんだな。

　コメ不足ということでスーパーの空になった棚を映し、視聴者の不安を煽り、さらに品不足を加速させる．．．

　こういうことをしてはダメだとあれほど言われていたよなあ。

　トイレットペーパーも、マスクも、何度同じことを繰り返したら気が済むんだ？

　哀れな視聴者は日持ちがしないにも関わらず精米を買いあさり、３か月後に後悔するんだろうなあ。

　そして品薄をいいことに値段を吊り上げる業者たち。

　経費が掛かると言うけど、JAはそんなに高い値段で買い取ってないだろう？

　つまり、今、店頭でバカ高い値段で売られているが、農家のみなさんには全く恩恵がないということだ。

　簡単に言うとだ、経費がかかるので昨年は１０ｋｇを１，０００円で買い取っていたけど、今年は１，５００円で買い取りました。

　昨年の販売価格は１０ｋｇが３，０００円だったけど、今年は６，０００円です、とこういうことだ。

　適正価格はどう考えても１０ｋｇが４，０００円ってところだろう？

　販売価格が跳ね上がったところで、農家には全く関係ないってことだ。

　政府は在庫は十分として備蓄米の放出を拒否した。

　まあ、これは当然だ。

　昨年も不作ではないし、今年も不作ではない。

　８月はどうしても在庫が少なくなるわけで、９月には新米が流通し始める。

　そんなところに備蓄米を放出したところで米がだぶつくだけで過剰供給になる。

　備蓄米の話をするならもう２か月早くにするべきだったな。

　で、品不足の中で新米を投入するわけだが、当然業者は値を吊り上げてくる。

　これが自らの首を絞めることになるとの気づかずにね。

　必要以上に値段を上げたら、ますます米離れが起こってしまうよ。

　だって、今では絶対に米を食べないといけないという状況ではないから。

　そうなるとますます農家は困るよな。

　行きつく先はコメ農家がいなくなるということだ。

　まあ、一部はブランド米として生き残るだろうけど、一般庶民の食卓からはご飯が消えていくということだ。

　そして食料自給率はますます下がっていき、日本は存在自体が危うくなっていく．．．

　米が無くなると言うのはそういうことだ。

　日本人もここまで馬鹿になったんだなあ。

　というか、話を戻すが、こうなった原因の一端は間違いなく視聴率を取るためだけのために不用意に危機感を煽るマスコミにある。

　いい加減にしてほしいものだ。