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2024年09月16日
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カテゴリ:その他
剣道でよく聞く話。

 子どもなんかはよくこれがあるらしくて、右足に踵のサポーターをやっているのもよく見かける。

 剣道では打つときに右足を踏め、と言われるようだ。

 これはまあ分からなくもない。

 多分、打撃系の武道をやってる人なら分かるんじゃないかな?

 ただね、剣道でやってるのを見ていると、「それはちょっと違うんじゃないの?」と。

 指導者がね、教えるときに足を真下に踏み下ろしているわけ。

 ちょうど、足踏みするような感じかな?

 なんというか、ちょうど足元に何かあって、それを踏みつける感じかなあ。

 で、子どもたちもそれをまねしてやるわけなんだけど、それだとどうやっても踵から踏み落としていくようになる。

 で、それを続けた結果、右足の踵が痛くなる、と。

 剣道では右足を前に出しているからな。

 なんか、踏み込んだときに音がしないとだめだなんて言ってるのを見ると、それって音を出して踏むのが大事なの?と。

 音が出るのは結果であって、きちんと踏み込んだら音は出るんだよ。

 だけど、音を出すために踏んだところで正しく踏み込んでいるとは限らないってことだ。

 子どもの剣道の試合を見に行ったときに、右足の踵にサポーターをしている子がけっこういるのはそういうことなんだと思う。

 本来、武道というのは合理的なもので、体の一部に負荷がかかるような動きはしないと思うんだ。

 そんなだったら、昔の剣術家の人たちはみんな右足を痛めていることになるよねえ。

 それって剣術家にとっては致命的なことだ。

 剣術家に限らず、武道家と言われる人達は稽古の度に体を痛めていたのでは稽古にならんだろう。

 この踵の件については、まあ原因は分かっていて、右足に負荷をかけすぎているということだ。

 例えば、面を打つとき。

 本来は打ったときに止まるのではなく、打ちぬけるものなんだよね。

 だけど、先に書いたような踏み下ろす足では踏んだときに止まってしまうわけだ。

 踵から足が落ちているので、本来これはブレーキがかかる動き。

 なのに左足で踏み蹴って前に行こうとするから余計に右の踵に負担がかかる。

 こんなことを続けていたら踵を痛めないわけがないのだが、剣道の指導者たちは踏み込んだときに音がしたらそれで満足のようなのだ。

 きちんとした脚運びで打ち込んだら、意識してなくても床を踏む音は出る。

 ただ、それは踵から落としていくのではなくて、むしろつま先から床に着くイメージだな。

 そうすると、結果足裏全体が床に着くような形で踏み込むようになる。

 今回は足裏の話だけを書いたが、原因はこれだけではなくて、構えであるとか、上半身の使い方であるとか、いろいろなところが影響しているわけで、足裏ばかりにこだわっても改善されるわけではない。

 合理的な動きを追求していったら、どこかを痛めることなく上達すると思うんだけどなあ。

 あ、そしたらサポーター屋さんが儲からなくなってしまうか...





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最終更新日  2024年09月16日 06時13分28秒
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