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カテゴリ:音楽
今年で10回目になるというのだが、昨年に引き続き見に行った。
このオーケストラはちょっと珍しく、大植英次がプロデュースしている若い世代が集まるオーケストラだ。 15歳から25歳までで、常態で活動しているものではなく、この日に合わせて毎年応募したメンバーで行うのだという。 とはいえ、100人規模の編成となっており、音の厚みではちょっとしたプロのオーケストラにも引けを取らない。 しかも、先に書いたように常態で活動しているものではないということで、練習のための期間もとても短いわけだ。 大植氏が言うには、5日間の練習で仕上げているそうだ。 初見の人もいれば、何回か参加している人もいる中で、5日間で仕上げるというのも、すごい話だ。 今回のメインは、ムソルグスキー作曲の組曲「展覧会の絵」。 他に5曲くらいやったかな? 個々の精度を考えれば、そりゃあプロには及ばないけど、全体的なまとまりで見たらかなりのレベルにある。 なにより、この若い世代を100人集めるってのがすごいよね。 よくあちこちで行われているオーケストラのコンサートでも、まあ40人から、60人もいればかなり大きな編成となる。 それが100人なんだから、そりゃ迫力があるよね。 すごいのはこれを毎年開催できているということ。 集まってくるのって、まあ広島均衡の音楽をやっている人達。 高校生から大人まで。 このオーケストラのいいところは「申し込んだら誰でも参加できる」というのと、「15~25歳まで」というところかな? 選考などあれば、やはり敷居が高くなるので、誰もが演奏を楽しめるということにはならないだろうけど、それをまとめ上げる指揮もすごいよなあ。 そして、15~25歳までで構成されているというのがポイントなのだと思う。 常にメンバーが更新されていくので、ポジションに偏りがなくなるということだ。 フルに参加しても10年間しかいられないので、特定の人がポジションを独占するようなことにはならない。 もちろん、要所にはそれなりに経験のある人を配置するんだろうけど、そのポジションも毎年更新されていくことになる。 なにより、若い人がオーケストラを経験するという実にいい体験ができると思うんだ。 高校生とか、学校で吹奏楽部はあったりするけど、オーケストラがある学校ってそうあるわけではない。 やはりオーケストラは吹奏楽とは違うものな。 弦楽器が参加したときの音の広がりは吹奏楽では体験できないもんな。 時間も2時間ということで十分に聴くことができるし、夕方5時開演ということで、早めに終わるのがいいな。 たいていは夕方も6時とか6時半とかなんで、終わったら9時前ってこともある。 それが7時には終わるので、その後が楽だ。 こういうアマチュアオーケストラが多くなると、音楽人口も増えるんじゃないかと思うんだが、広島くらいの規模の地域でもこれだけのことができるので、大阪、東京とかならもっといろいろとできるんじゃないかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月23日 06時09分40秒
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