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カテゴリ:スキー
スキーが行われるようになったのは紀元前からと言われているようだが、スポーツとしてのスキーはどうやら19世紀のヨーロッパがその起源となりそうだ。
それからスキーの道具が進化しながら200年くらいが経ったわけだが、当時とはもはや異質なものとなってきている。 が、2本の板を使い、ブーツを板に固定して雪面を滑るという意味では多分変わっていないということだ。 そんな中でスキー技術はいろいろと進化してきて今に至るわけだ。 滑走するためのパラレルスタンス、制動のためのプルークスタンスがあり、シュテム操作は安全にターンをするための技術として存在しているのだが、一般的には初心者がプルークボーゲンを習い、シュテムターンを経てパラレルスタンスへと移行していくというスキー技術の上達の過程のようにとらえられている。 これはある意味間違いではないが、そもそも、これらの技術は目的があってのもの。 そのターンの技術も板やブーツの進化とともに少しずつ変わってきてはいる。 が、スキーは斜面を滑るスポーツである以上、根本的なところは変わっていないと思うわけだ。 なのに、毎年のように新しい技術が出たかのように言われているのは一体どういうことなのだろう? 確かにノーマルスキーと言われていたサイドカーブがほとんどない板からカービングスキーと言われるサイドカーブのきつい板に変わったときは、ひねり動作というものが一時なくなったりした。 これはカービングスキーの特性によるものだが、結局ひねり動作は復活し(ちょっと変わってはいるけど)、元の状態に戻ってきた。 スキーのターンは「荷重、角付、回旋」の三要素で構成されるという原則は変わっていないものの、説明の仕方は毎年のように変わっている。 説明の仕方が変わるので、なんか新しい技術が出たかのようになっているけど、実は変わっていないという... 動画サイトなどで、「今シーズンはこれだ」みたいなのが出ていて最新の技術だみたいな感じで説明しているんだけど、それって数年前には言われてたよねえというものもあったり。 間違いではないけど、最新ではないよね、と。 結局のところ、同じことを言い方を変え、やり方を変えているだけなんだけど、まあそれがだめなのかと言われるとそうでもなくて。 同じことをずっと言われると、「なんだまたこれかよ」ってなるけど、ちょっと言い方が変わっただけでも「なんか新しいことが出てきた?」みたいになるじゃない。 詰まるところ、道具が変わるか、スキーの定義が変わらない限り、その技術は変わらないってことだ。 そのうち、スキーが自走するようになったりしたらまた変わってくるのかもしれんなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月26日 06時10分54秒
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