|
カテゴリ:その他
スポーツの発展にはやはりお金が必要ということ。
これにはまあ異論はあるまい。 日本人はちょっと馴染みにくい考えなのかもしれないけど、まあいい機会なので、バスケットボールについて今一度考えてみる。 最近はNBA人気もあってバスケットボールが話題に上がることが多い。 が、昔は今のBJリーグなんてものもなくて、実業団がやってたと思うんだけど、まず表に出るスポーツではなかった。 とはいえ、学校の部活動では普通に存在していたのでやってた人も多いだろう。 で、その先は?となると実はその先がないに等しかったわけだ。 これは、興行としてすでに成立していた野球と比べると分かりやすい。 野球はプロ野球という、すでに目指すべきものがあったわけだ。 高校生は甲子園という一つの目指す場所があり、大学では神宮球場だったかな? そしてプロ野球へと道が開けていた。 もちろん、プロ12球団に入るにはそんなに門戸が広いわけではない。 単純に野球のポジションは9なので108のポジションを争うと考えると全国にどれだけの球児がいたか知らんけど、非常に狭き門といえなくもない。 もっとも、現実的にはもう少し広いわけだが、やはりセ・パ両リーグで活躍するのは一握りの選手だ。 それでも職業としてやっていく道があったわけで努力が実を結ぶ可能性は見えていた。 が、バスケットボールにはそれがなかった。 高校を卒業してNBAに行くか、という話にはならなかったしな。 今でも、日本人がNBAでプレーすることは非常に難しいのに、当時はまず通用するはずもなかった。 そのくらい日本のバスケットボールのレベルは高くなかったということだ。 先に書いたように、実業団としてやっていく道はあったが、それはどこかの企業の社員としてバスケットボールをやっているという状態。 言ってしまえば企業の部活動みたいな立ち位置だったわけだ。 それをプロとして興行として成立させたのがBJリーグということになるか。 そこにはやはりマネーがものを言うわけだ。 お客さんが見てくれてグッズを買ってくれてお金を設けることでチームの運営ができるわけだからな。 残念ながら、まだプレイヤーにそのお金が十分に還元されていないということか? しかし、バスケットボールもようやく興行として軌道に乗ろうとしているところ。 ここから強くなって人気ももっと出てくれば野球やサッカーと同様に未来ある道も開けてくるだろう。 が、まだ始まったばかりで人気もNBA頼みだ。 今のサッカーも同じような道をたどってきた。 実業団からリーグを作り、海外人気頼みだったころから、今では日本人が各地で活躍し、日本代表もワールドカップで戦えるくらいまで成長してきた。 バスケットボールも同じ道を歩みたいと考えているのだろうけど、そのためにはまず、ショーとして成立しなければならない。 強ければみんな見てくれるだろうというのは間違いだな。 それは他のスポーツを見てれば分かるだろう。 ただ、最近の一部の人だけが潤うという傾向があるのも確かだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年11月18日 06時04分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[その他] カテゴリの最新記事
|
|