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テーマ:珈琲喫茶店めぐり(196)
カテゴリ:Cafe Style(珈琲巡礼)
あ、ここか! 渋谷駅からすぐの場所だったのに・・・ 渋谷の喧騒をよそに、明治通りを1本入るとすぐにその店はあった。 しっとり落ち着いた店構え。 植木も丹念に手入れされていて、細やかな気配りが感じられる。
オープンして15年!? とてもそんな風には思えない。 入口の扉(2つある)を開ける。 2つの扉の向こうに広がる世界・・・ 人々が語りあう声、香る珈琲。 活気のある店内。 でも、落ち着きのある、大人の雰囲気だ。 「いらっしゃいませ、こちらにどうぞ・・」 店主と思われる方がカウンターからさっと導く。 店内は、予想をはるかに上回る広さで、テーブル席も相当あるが、ほとんど満席。 通されたカウンター席に腰を下ろす。 なるほど、居心地が良さそうだ。 カウンターは、一人の客が数名。女性も多い。 コートを脱いだところでメニューを渡される。 ブレンドが美味そう。 オールドビーンズ(デミタスカップ)¥900円 の文字に目が止まる。 五番町と楡(ニレ)の2種類・・? 「すみません、これってどう違うんですか?」 「五番町は香ばしさがあり、楡は、苦味がより強いんです」 「じゃ、楡(ニレ)でお願いします」 「20分ほどかかりますが、大丈夫ですか?」 「はい、かまいません」 ・・20分? 確かに忙しい店だが・・。 店主と思われる方は、手を休めることなく、店内に気を配り従業員にテキパキと指示を出している。 複数のペーパードリップを捌きながら、おもむろに取り出したネル。 お!? 自分の珈琲かもしれない!! デミタスはネルだったか。(嬉 内心小躍り) ネルは、手作りだ。構造は、以前に紹介したアルルカンさんのネルとほとんど同じ。 ネルも手縫い、金枠も手作りでネルと分離しない構造だ。 ネルドリップは点滴で、じっくり落とす。 1杯取りのために、こんなに時間を費やしていいのだろうか、と心配になるほど、 丁寧に丁寧に落としてくれる。 ついつい凝視している自分がいるけど 抑えきれない・・恥ずかしい客。
茶亭 羽當(はとう) 渋谷区渋谷1-15-19 03-3400-9088 オススメ度■■■■■ ここのスイーツ超人気のようで品切れ続出、1週間前から予約する方もいるそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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