家の中で焙煎するって、無理だと思ってました。家庭内焙煎での問題点は2つ。
ひとつは煙問題で、もうひとつはチャフ(珈琲豆の表皮「シルバースキン」)大量飛散問題。
で、当初は野外焙煎を前提に検討していた。
しかし。
火気が使用できる場所が見つからない。。やるなら家庭内焙煎を考えるしかなかった。
チャフと煙。限りなくださない焙煎・・慎重に検討を重ねて・・
そして出した結論。
・・・ イケる!!
多くの自家焙煎されてる方から見たら、「なにやってんの?」的方法かもしれないけど、
焙煎断念するよりマシという発想で。
煙の対処方法は、焙煎量を減らすことでクリア。
チャフは、「生豆の事前水洗い」によりチャフ飛散は皆無となりました。
数回実施してみてイケそうでしたので、この方向でやってみることに。
(1)用意したもの(道具)
ボール、生ゴミ水切りネット、目玉焼きフライパン(フタあり)、うちわ
重要なのは、生ゴミ水切りネットでした。
(2)チャフ飛散抑止焙煎方法
■生豆を洗う。
豆の量は、フライパンの底面に平らになる程度。
(豆が、ぐるぐる動くように)
ボールに水を張る。
生ゴミ水切りネットに生豆を入れて洗う。
(両手で揉むように)
ある程度揉んだらボールの水ですすぐ。
(数回繰返す)
ある程度キレイになったところでボールに移し、
水中に浮遊するチャフがなくなるまですすぐ。
すすぎ終わったら、軽く水を切っておく。
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■フライパンを熱し、焙煎開始。
目玉焼き用のフライパンを熱しておく。
水を垂らすとジュッというくらいで
ボールの生豆を投入。
中火でフタをしたまま、
フタを持って上下にふる。
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| シャカシャカ。
ちょこっと覗いて、
またフタして。
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| 色が変わってきたら
フタはずす。
止めると焦げるから
豆を動かし続ける。
ぐるぐる豆まわす。 |
1爆ぜバチバチ2爆ぜビチビチ。
適当なところで色と雰囲気で止めて、ボールにザッと移す。
ボールを揺すりながら、うちわで扇ぐ。急いで冷やす。
(人肌ぐらいにまで)
冷却するにはパンチングボール(金ザル)の方がいいが、
少量豆だし、道具が増えるから使わない。
※サンアントニオの焙煎豆。(深煎)→
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| チャフの量が多いと言われる
モカでもほとんどチャフが
出なかった!!
レンジ周りは、軽く拭くだけでOK。
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人肌に冷めたら、保存容器に移して3日ぐらい経過したら出来上がり。
いいかげんな焙煎ですが、これならどなたでもやれるんじゃないかと。
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焙煎した豆たち。 「煎りムラ」・「スカスカ」にならない工夫が課題か・・
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■パナマハイグロウン
2年前の豆。保存状態が悪く普通なら飲まないような代物。
哀しみのあまり、焙煎して飲んだ。
マジメな焙煎はしてない。
でも、意外にこれが家庭内焙煎のヒントとなった。
■Republic of Honduras EL Filo
モンクさんから頂いた生豆その1。
マジメに焙煎した 初めての豆。
記念すべき豆だからモンクさんに送りつけた。
■サンアントニオ(オークション)
モンクさんから頂いた生豆その2。
こんなに深煎りして良いのか不明だが、
イメージに近い味がでた。煎りやすい。
■モカイルガチェフェ
飛散するチャフ量の確認と煎りムラの検証用に。
この豆、すぐに煎りムラができる。
フライパン向きではないのか?
というより自分の腕が悪いだけか・・
※飲むのは3日後予定
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書きすぎて疲れた・・