北京五彩繽紛～Colors of Beijing

パラリンピックも最終日。競技観戦も締めくくりということで、
またまた日本人会が公安に観戦の届けを出している
地下鉄知春路駅前へ。

しかーし。

日の丸と中国国旗を持っている日本人の一団はいるものの、
オリンピックのマラソンに比べて全然人がいないぞ。

それもそのはず。
なんてったって平日ですよ。
サラリーマンは出勤してますよ。
奥様方は子どもを学校に送り出してますよ。
その辺りの道を行きかう中国人が、「今日はなにがあるの？」と聞いてくるくらいで、
今日がマラソンの日とは知らないことが多い。
ということだから、今日交通規制がかかるっ知らない人も多い。

数日前、マラソンコース近くの大学で教鞭を取る日本人の友人が、
ちょうど1時間目の授業に学校近辺の道路が規制されるのをようやく知って、
「マジ？　この日は休講にしなきゃいけないじゃない？」となったが、
この反応は決して珍しくなさそう。

それも、パラリンピックのマラソンは長い。
車椅子男子、盲人男子、車椅子女子などそれぞれのランクでスタート時間がずれるから、
道路規制の時間も長くなる。
完全に今年のオリンピック＆パラリンピックは、企業の経済活動を無視してるよね。

オリンピックのマラソンは、上空をヘリコプターが飛んで先導車もいっぱい、
おまけにテレビ中継でどこを走っているか確認できる一方、
今回は全然事前の情報も予告もなし。テレビ中継もなし。

スピードの速い車椅子マラソンは、「あー、来たー！」と思ったらもう通り過ぎてた。

・・・おかげでシャッターが間に合わなかった。


Ｔ54では笹原選手が銀メダル、
障害の重いＴ52のクラスでは上与那原選手が銀、高田選手が銅メダルを獲得。
朝早く起きて、声援を送った甲斐があったぞ。

オリンピック女子マラソンのときには、ピリピリ感漂う知春路の警備体制だったらしいが、
パラリンピックはのんびりそのもの。
サイドレーンは車も自転車も通行可。近くの歩道橋だって通行可。

ともかく何も面倒が起こらなくてよかった。