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カテゴリ:中国という国
先日、どういうわけか仲良くしてもらっている
某企業のCEOと私の友人二人と食事をした。 いい季節になったので、 友人が三里屯の夜風の心地いいテラスのあるお店を指定してくれた。 【Element fresh 新元素】 朝陽区三里屯路19号 三里屯village8号楼S8-31単元 TEL:6417-1318 牛肉がおいしい。付け合せのポテトもおいしい。 客の多くは欧米人だ。 そこだけ見てたらとても中国とは思えない。 みんな大満足。 北京に来て「ありえんな」と思うことは多い。 それは中国人とか中国の社会に対してもだけれど、 日本人同士の間でも「ありえんな」はいくらも存在する。 その「ありえんな」の一つに、 中国でもネームバリューのある日系企業のえらい人たちと 簡単に友達になれる事実がある。 普通の友人と同じように「ごはんでもしましょう」というメールが来て、 普通にお店のテーブルにかけて、普通に日常会話をしている。 考えてみたらね、 中国で何十億元の売り上げを出す企業のトップと、 来月の家賃が払えるかハラハラしながら暮らしてる私が 一緒にご飯食べてるんだよ。 格差ありすぎ。 日本ならありえんでしょ。 そこで、日ごろ思っていることをこのCEOに言ってみた。 「こうして●さんと一緒に食事をしているのは、 日本だと通常ありえないことだと思うんです。 北京だからかなあと」。 すると向こうは、 「えー、僕なんてたいしたことないでしょ。 でも実はね、僕もこっちにいると 『これ、ありえんなあ』というのがあるんだよ。 たとえばね」と答える。 そして続けて言う。 「自社製品の発表記者会見やるじゃない? そしたら自分のとなりにイメージキャラクターの 超有名スターが立ってたりするわけでしょ。 『わー、○○だ!』ってこっちは結構ドキドキしてるわけ。 で、向こうも気さくだから、気がついたら結構仲良くなってるの。 これも日本じゃありえないねー」。 ふんふん。 おー、そーかー、そういうありえないもあるのだね。 以前この人と別のメンバーで食事をしていたとき、 いきなり別の自社製品のキャラクターになっている 香港の有名俳優と携帯で会話を始め、 その場にいた中国人の女の子に 「せっかくだから、あなたも話しなさい!」と言って、 携帯渡していたことがあった。 彼女は 「あの~、△△△さんですか? ほんとに△△△さんですか? あ、はじめまして…」の状態。 彼女にとっても「ありえんな」である。 よくない意味の「ありえんな」は歓迎したくないけれど、 こういう「ありえんな」というのは、ときどきあってほしい。 そして、わかった。上には上の「ありえんな」があると。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.15 18:04:28
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