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テーマ:愛犬のいる生活(76951)
カテゴリ:犬たち
配偶者がボランティアスタッフをしている 「 子ども探検隊 」 では 毎年この時期にキャンプがある。
――― その前夜のこと ―――
夕方から鳴っていた遠雷が、夜になって近付き さほど激しくはないものの、久しぶりの雨となった。
我が家の駄犬はここ数日、お腹の調子が悪く 前の日は餌を食べなかったので 夕飯を出してやった後、様子を見に行くと 犬小屋ではなく、母屋の玄関の前で雨にぬれている。
雷が怖いのだろう、と玄関に入れてやり 玄関お泊りグッズやら水入れを用意し、犬小屋を閉鎖した。
その夜12時ごろ、二階へ行くために玄関を通ると、犬が息を荒くして 何かを訴えるような目をしていたので、庭に連れ出した。 雨もやんだことだし、このまま外に置こうか、とも思ったが 私の傍から離れようとしない。
閉じた犬小屋をまた開けるのも億劫で、結局 何をするでもなく、そのまま、また玄関に入れた。
翌朝、子どもキャンプの当日。 朝から暑くて寝苦しく目が覚めると、6時少し前だった。 トイレに行こうとして、二階の階段の上に出ると 犬が、玄関のたたきではなく、ホールに居るのが目に入った。
起きぬけでボーっとしている私の頭でも 何が起きたのか、凡その予想はついた。
できれば外れて欲しいその予想は、階段を1段下りるごとに 現実のものとなっていく。
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