西紅柿 吵 冗談

このところ、スッキリしないお天気続きで

昨日も朝からどんよりとした曇り空。

時折霧雨の粒が大きくなっては、道路を黒く濡らしていた。

日が射さないので、部屋の中はいつまでたっても

暖かくならない。

――― と思ったら、ストーブの石油がなくなったらしい。

「 こんな日に限って　・　・　・　！」

しばらく我慢していたけど、益々寒くなってきて

仕方なく、外のタンクへ取りに出ようと玄関を開けたら

ポーチの下に何か転がっている。

「 擦り切れたテニスボール　・　・　・　？」

蹴飛ばそうと近づいたら、１羽の小鳥が丸くなってうずくまっていた。

びっくりして拾い上げると、まだ息があり

抵抗もしないで掌に収まっている。

片方の目が飛び出して、充血していることから

たぶん、どこかにぶつかって、脳しんとうでも起こしたのだろう。

このままにしておいて、猫に食べられたらかわいそうなので

軒下の、猫の来ない場所に移してやった。

以前も、うちの２階の窓ガラスにぶつかった鳥がいたけど

その時は、結局助からなかった。

今回も、たぶんダメだろうと思っていたが

夕方、タマの散歩から帰って見たら

小鳥はいなくなっていた。

もしかしたら、飛ぼうとして、近くに落ちたりしていないかと

辺りを探したけど、見当たらなかった。

あの様子では、たぶん片目が見えていないだろうから

距離感がわからなくて、またどこかにぶつかるかもしれない。

無事に、ねぐらへ帰ることができればいいけど。。。