西紅柿 吵 冗談

先日、ご近所さんに誘われて行った 「 世之介落語会 」

のご報告です。

当地での公演は２８回目を数え、すっかり定着しています。

前座をつとめたのは、「 柳家いっぽん 」。

若さ故か、やや早口なのが残念。

　次は、「 古今亭菊志ん 」 の艶っぽいお話し。

こちらは、オネエ言葉と、絶妙な間のとり方に

もう、聞いていて、ジリジリしそう。

切り紙の 「 三代目 林家正楽 」 は

ハサミさばきはもちろんのこと、切っている間の

トークもしゃれていて、飽きさせません。

「 お客様のリクエストで、どんな物でも切りますよ。」

とのことだったので、来年の干支にちなんで

雪ウサギでも頼もうかと思ったけど

席があまり前の方でなかったので、やむなく断念。

「 瀧川鯉昇 」 は、さすが、芸がこなれている感じで

いつの間にか、噺に吸い込まれていきます。

最後は 「 金原亭世之介 」 。

持ち時間も一番長く、その話術は、情景が目の前に浮かぶようでした。

５人の噺家さんたちの落語を聞いていて思うのは

「 間 」 のとり方の大切さ。

どんなに良い内容でも、間が悪いと、台無しになってしまう。

コレを操れるようになるには、やはり、経験しかないのでしょうね。

講習をしていても、自信のない時はどうしても早口になりがちで

しかも 「 空白の時間 」 が怖いので　

常に何かを喋っていないと落ち着きません。

最近やっと、「 間 」 が持てるようになりました。

西紅柿も、ずいぶん年をとりました。