西紅柿 吵 冗談

うちは団地の中の角地にあり、道路から玄関までが

フラットになっているので入りやすいためか

時々他所の家を訊きに来られる。

玄関チャイムが鳴るので、宅急便か、モノ売りか

はたまた宗教屋さんか、と出てみれば

「 すみませんが、〇〇さんの家はどこでしょう？」

と訊くので、解る範囲で教えてあげている。

１度、玄関のドアを開けるや否や

西紅柿と同年代と思しき オバサン が

顔を見るなり、いきなり

オバサン 「 〇〇さんち、どこ？」

実際に知らなかったので

西紅柿　「 知りません。」

 

 

オバサン 「 この団地なんですけど！」

 

 

西紅柿　「 ここは広いですから。。。」

 

 

この団地は、家があるところだけでも２００戸以上あり

土地だけで家の無い所や、別荘も多いので

住人とはいえ、全戸を把握できるはずがない。

相手も困ってのことだろうが、大人として

礼儀が無さ過ぎるのではないかと思う。

この人が帰った後、無性に嫌な気分になった。

これだから、

 オバサンは　・　・　・　！　

なんて言われちゃうのよね。

で、さっき来たオジサンも、 「 知らない 」 と言うと

まるで、こちらが悪いような態度で帰って行った。

寒い中、わざわざ玄関まで出てやったのに！