西紅柿 吵 冗談

個人レッスンをしているお宅へ行った時のこと。

野太い男性の声が、どこからともなく聞こえてきた。

西紅柿　「 あれ、何ですか？」

奥　様　「 ああ、お坊さんが托鉢に見えたのネ。」

西紅柿　「 托鉢　・　・　・　？」

奥　様　「 もうじきヤショウマだから

それ用のお米を集めているのよ。」

西紅柿の住んでいるところは新興住宅街なので

こういった風習はないが、こちらのお宅の近くには

有形文化財に指定されるような

立派な三重塔のあるお寺がある。

いきおい、この地区のお宅のほとんどは

このお寺の檀家になっている。

１５日の涅槃会では、集まった檀家の人たちに

ヤショウマが振舞われるのだとか。

この、ヤショウマなるもの、西紅柿が初めて見たのは

スーパーで売られているものだった。

最近では、「 郷土食 」 が見直されてきて

個人のお宅でも作ったり、作り方の講習会なんかも開かれているらしい。

ところでこの、ネーミングの由来

お釈迦さまの弟子のヤショさんが

お釈迦さまにコレを差し上げたところ、大層喜ばれ

「 ヤショ、美味 かったぞよ！」　

と仰った。

・

・

・ 

と、まことしやかに言われている。

が

んじゃぁ

お釈迦様は

日本語をお話になられたのか！？

と突っ込みを入れたくなってしまいます。

ま、そういう無粋なことはおいといて

ここはひとつ、純粋に伝統行事を楽しみたいですね。

以下、　まつほ～にっき　[ (社)松本法人会 ]　より

まず、それぞれのパーツを組み合わせます。

これは、菊。

こちら、ヒヤシンス。

桜です。

組み合わせたものを包みます。

木綿糸で切って出来上がりです。

※　実際の名前の由来は 「 痩せ馬 」 が訛って

　　「 ヤショウマ 」 になったという説に軍配です。