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カテゴリ:季節行事
毎年4月に、春のお彼岸と父の命日のお墓参りを兼ねて 実家のお墓掃除に行ってる。
家からお墓までは、歩きも含めて片道1時間。 実際の掃除は2時間半ほどなので お墓掃除に行くとなると、丸半日かかる。
帰りには、一人暮らしをしていた親戚のおじさんのところに寄ったり おじさんが亡くなってからは 中学時代の友人のところに顔を出したりするので ほとんど1日仕事になってしまう。
去年までは、時間が自由に使える配偶者のお弁当デーに行っていたけど 最近は、タマだけで留守番させておくのも気になり 今年は延び延びになっていた。
連休に入ってから、配偶者は猫よけネットの設置で毎日外仕事。 タマを外に置いて出かけても、目が届くだろうと思い 1日に、今年も西紅柿一人でお墓掃除に行った。
お墓に着いてみると、いつぞやの大風で落ちたのか あたり一面に枯れ枝が散らばっている。 結構太いものもあったが、幸い墓石が倒れるようなこともなかった。
まず、それらを片付けてから、積もった落ち葉を掃き 迦陵塔を洗って花を飾り、お酒を供えて線香を手向ける。
ふと見ると一体の石仏の顔の左側に まるで耳のような穴が明いている。
この30年の間に、お墓掃除に来なかったのは 母が亡くなった年の1回だけなのに、今まで全く気がつかなかった。
耳元でささやけば、願い事を聞いてもらえそうな気がして 考えた末、頼んだのは 家族の健康。
こんなことをお願いするなんて
なんて、自分で思わず笑ってしまったけど こればかりは、お金を出して買えるものじゃない。
ということは、とびきり贅沢なお願いかも。
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