西紅柿 吵 冗談

≪ 続きです ≫ 

「 軽い同級会 」 に指定された地元の店に入ると、店員にいきなり

店　員　 「 あれ、、、〇〇さん、、、じゃなくて、、、△▽さん ・・・！？」

西紅柿　「 私、西紅柿ですけど、、、えっと ・・・ ？」

店　員　 「 私、隣のクラスの  ×× です。」

彼女は西紅柿を見て、名前は思い出せなかったものの

顔はすぐにわかったらしい。

でも西紅柿は、彼女の名前を聞いてやっと

そのふっくらとした顔から中学時代の面影がわかり

ここでひとしきり盛り上がった。

この日集まったのは、男４人、女４人。

中には、卒業以来の人もいて、顔を見てすぐにわかった人

ほかの人に教えてもらってやっと思い出した人、と様々だったが

話し始めれば、すぐに４０年前にタイムスリップ。

うちの中学のクラスは、１年の時の担任が

「 規則は破るためにある。」

なんて生徒に向かって言うような、一風変わった先生に感化され

特に女の子たちが元気がよく、しょっちゅうコトを起こしては

放課後、職員室の床に正座させられていた。

あるとき 「 通知表の評価が納得できない 」 と

いつものメンバー数人で、職員室の教科担任に抗議に行った。

西 紅 柿　「 私の方が〇〇さんより、テストの得点が上なのに

どうして、通知表の評価は下なんですか？」

担当教師 「 お前は、授業態度が悪すぎる。」

 

西 紅 柿　　（ はは～、ごもっとも　・　・　・　）　

そんなクラスなので、学校も手を焼いていたと見え

担任教師は、１年で他校に異動になってしまった。

２年生の時の担任は、酒臭い息を吐きながら学校来るような先生で

生徒の 「 指導 」 なんてできるわけもなく

ＰＴＡ からヤリ玉に挙がって、こちらも１年で Ｋ.Ｏ.

３年生となると、さすがに学校も

「 何とかせにゃ。。。」 と思ったらしく

校内で１番厳しいと評判の 生活指導顧問 が担任になった。

おかげで、そんな 問題児 たちも

４０年も経てば、リッパなオジサン ・ オバサン。

４時間以上も、当時の話やら、ほかの級友たちの話題で

店を替えることもなく盛り上がり、精算するときになって

財布を忘れたことに気が付いた。

財布には免許証も入っているので

ノンアルコール・ビールしか飲んでいなかったけど、突然不安になり

地元組はまだ残っていたけど、西紅柿だけ先に帰った。

その翌日、お約束の 「 緊張（緩和）型頭痛 」。

頭痛はさらに、その次の日も続いたけど、さすがに

「 遊びに行ってきて頭が痛い 」 とも言えなかった。

この週の 「 よく当たる占い 」 は

「 身近な異性と親しくなるチャンス 」 。

 

はじめ、これを見たときは

「 身近な異性（配偶者）と

　これ以上親しくなっても、ネェ。。。」

と思っていたけど、こういうことだったのネ。