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テーマ:愛犬のいる生活(76932)
カテゴリ:犬たち
今まで30年間、よほど体調が悪い時以外 少しくらいの雨でも、雪が降りしきる中でも また、日中の炎暑がアスファルトに残る真夏も 朝の最低気温がマイナス18℃になるような冬の日も 犬たちの散歩を欠かしたことはありませんでした。
タマがほとんど歩けなくなってからも 夕方になると、抱っこして散歩していました。
犬と一緒なら、山の中でもあまり気にならず 特にショウがいた頃は心強かったのですが タマだけになったら、ちょっと心許なくなりました。
タマがいなくなった直後は、さすがに 散歩する気になれませんでしたが しばらくすると、夕方になるとなんだか落ち着きません。 で、10月に入ってから、散歩を再開しました。
先日、スタートがちょっと遅くなったものの その前2日間が雨で歩けなかったので 久しぶりの夕焼けに誘われて お気に入りの散歩コースを歩きました。
つるべ落としの秋の日は、西の山に沈んで 晴れ渡った空は茜色。
遠くの山々がシルエットに浮かび上り タマと歩いた情景が浮かびます。
と、その時、目の前を、サッと何かが横切り 村外れの林の縁まで行って、こちらを見ています。
猫かな? ・ ・ ・ いや、もっと大きい。
犬かも? ・ ・ ・ にしては胴が長すぎる。
夕暮れ時の薄明りの中で、よくよく見ると どうやら、タヌキ のようだ。
この辺りでは、時々、農作物の食害が取り沙汰されているから 野生の狸などがいるらしいけど 今まではタマが一緒だったので 姿を見せなかったのかもしれない。
急に心細くなり、タマとの思い出に浸っている場合じゃなくなって 化かされないうちに、足早に家路を急いだ。
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