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カテゴリ:入院
去年の手術は、縦・横・複雑に骨折した手首の骨を チタンプレートで固定してネジ止めする、というものだったので 麻酔が覚めてからの痛みは、相当なものだった。
でも今回は、プレートを外すだけなので 骨を削るようなことがないため、ほとんど傷みはなかった。
それに、去年のようなトイレの心配もなかったので 手術後ICUに移ってからは、ゆっくりしていられた。
と、そこへ救急車のサイレン音。
看護師が来て 「 隣に急患が入るので、 少しうるさいかもしれません 」
壁の時計を見ると、11時少し過ぎだった。
ややあって、カーテンの向こうでバタバタし始め 複数の声が聞こえる。
どうやら患者は、だいぶ年のいったお婆ちゃんらしい。 時々、苦しそうにゲーゲーと吐いている。 ( 脳血管障害になると吐くことが多いから、ちょっとアブナイかも・・・ )
同居している息子さんらしい人が、小声で説明している。 一通り話し終わると、看護師がなだめるように言った。
「 ご高齢になると、飲んでこういう症状になる方、多いですよ」
え・・・要するに、酒に酔ったんかい!?
特に重篤な病気でもないので、しばらくすると息子さんは帰って行った。
その後も、婆ちゃんがゲーゲーやる度に 看護師が来ては、あれこれ話しかける。
この婆さん、耳が遠いらしいが、補聴器を家に置いてきた、とかで 本人も看護師も、やたら声がでかい。
ICUの中は、カーテンで仕切られているだけなので 婆さんがゲーゲーやる度に目が覚める。
そして、ゲーゲーを何回か繰り返してから やっと落ち着いたらしく、静かになった。
こんなところで「 ゆっくり眠ろう 」なんて思っても 無理かもしれないけど、にしても、ねぇ。。。
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