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テーマ:暮らしを楽しむ(387480)
カテゴリ:生活(食)
個人レッスンをしているお宅へ伺うと、奥様と娘さんがスマホをのぞき込んでいた。 娘さん「『リンゴがボケる』って、他の言い方知ってますか?」
え、、、何て言うんだろう
採れたてのリンゴはみずみずしくて、皮がぴんと張っている。 包丁を入れると、切り口から果汁がジュワッと噴き出すような感じ。 果肉が締まっているので、歯ごたえはシャキシャキしていて、味は甘みと酸味とがバランス良く相まっている。
でも、採ってから時間が経つと、水分が抜けて表面の皮は張りがなくなり、果肉もぼそっとした感じになる。 味も、酸味が抜けて、ただノペッとした甘みだけが残る。 これが、「リンゴがボケた」状態。 (こうして書いてみたら、なんだか、人間と同じような・・・)
この言い方、どうやら地域限定で、主に長野県と群馬県に限られるらしい。 そういえばうちの配偶者(名古屋出身)も知らなかった。 となると、この現象をよそではどう表現するのか。
リンゴに限ったことでもないけど、一般的に「産地」以外の人は、本当の「とれたて」状態を知らない。 それに産地以外の人は、買って来ると量も少ないので、長い時間をおかず早めに食べてしまう。 だから、長野・群馬以外の県では、そもそも「りんごがボケる」という言葉がないらしい。
ところで、子どもの頃、西紅柿の家のすぐそばにリンゴ畑があった。 隣の家のおばちゃんが1人で作っていて、収穫などの時にはうちのお婆ちゃんが手伝いに行っていた。
そんな時、西紅柿も一緒について行って木に登って、天辺の1番赤くておいしそうな実をとって木の上で食べた。 こうして子どもの頃から「採れたて」を食べているので、どうしてもスーパーなどで売られているものは食べる気がしない。
でも、うちのご近所さんの実家がリンゴ農家をされているので、幸いなことに、毎年「産直」リンゴを食べることができている。 この上なく シ ア ワ セ。
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