[オクサマとの出会いの旅]の記事一覧 | 西南の嫁　～楽しき国際結婚～　オクサマは中国四川省成都人

中国人オクサマとの出会いの旅【６】

ウチのオクサマは中国人。みなさんに「ドコで出会ったの？」とかよく聞かれます。そこで思いたったときにちょっとずつ日記に書いていって、最後にフリーページにまとめようかなと思って書いてる第６部でっす。（バックナンバーはコチラ♪）―・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－西安で汽車に乗った私。定員４人の軟臥の部屋で、同室の方は中国人の若いおにいちゃんと中国人おじいちゃん。そして、なぜか金髪の私♪もちろん会話もなくみんなぼーっとしてました。するとそこへ１ｍ８０ｃｍを超える長身で、金髪カーリーロングヘアの白人の方が入ってきました。その瞬間、３人とも息をのみました。「こ、こわ～、金髪や」見た瞬間にビビった私。自分も金髪であることは棚にあげて♪す、するとそのお方が私に日本語で「あなた日本人ですか？」って聞くんです。聞けばこの女性、オーストラリア人で、ワーキングホリデーかなにかで日本に２年ほど住んでいたそうです。そして帰国に伴い、念願の中国旅行にいらしたんだそうです。お目当てはもちろんパンダ。成都といえばやっぱパンダですよね。それから後はおじいちゃんとオーストラリア女性と私の３人は仲良く英語で会話。長い列車の旅を楽しく過ごすことができました。'９７年３月２２日。さてさて、西安を出発した汽車は、山々を越え、四川盆地へ。西安よりほぼ１日をかけて、ついに念願の成都につきました。私は西安で予約しておいた西蔵飯店にさっそくチェックイン。が、ココで問題発生。友人が勤める日本のとある有名旅行代理店が発行しているＴＣ（トラベラーズチェック）が換金できないのです！銀行で換金しなきゃ…。とりあえず持ってた日本円を換金して無事チェックインを済ませました。成都到着は夕方だったため今日の観光はあきらめて、ホテルのレストランで四川料理にチャレンジしました♪「麻婆豆腐」「坦坦麺」、そして辛さ対策に安いスープを１品。でも、このスープも辛かった～。(T_T)でも、四川料理が辛い料理だらけだとしったのはもっと後のコトです♪さて翌日とそのまた翌日。朝から晩まで念願の武侯祠に行きまくりました。そしてその傍らでこの旅の次の準備、「三峡下り」の手配をしていました。とりあえず手配は終わり、いざ代金を支払うことになったのですが、ＴＣが換金できなかった私は持ち合わせがなく、換金のため「中国銀行」へタクシーで向かいました。し、しかし、紙に「中国銀行」と書いて運転手さんにしっかり見せたにもかかわらず、連れて行かれたのは「中国人民銀行」でした…。(T_T)とっても猜疑心の強い私。タクシーの運転手も信用できなくなった私は歩いて中国銀行に向かおうと決意しました！が、今どこにいるかもわかんない…。だれかに道を聞こうと周りを見回しました。「警察官いないかな、お金持ちそうな人いないかな、お子さまいないかな」というのも、これまで何度も道を聞いていたのですが、適当なことを教えてくれる人も多かったのです。そして、「警察官・お金持ちそうな人・子供」は親切に教えてくれるようだと思っていました。しばらくすると、そこに２人の女の子が通りかかりました。中学生ぐらいのお子さまです。しかも、adidasバッグを持ってます。中国での初adidasです。きっとお金持ちです。（その当時、かなりたくさんの人が「Beijing」（北京）と書かれたバッグを持っていました。流行ってたんでしょうかね♪）「お子さま＋お金持ち＝道を聞くべき人」との方程式（？）を頭で完成させた私。その女の子におそるおそる中国語で「請問（チンウェン）」と声をかけました。その後、その人と結婚するなどとはもちろん夢にも思っていませんでした。世界遺産成都川が交わる都市

中国人オクサマとの出会いの旅【５】

ウチのオクサマは中国人。みなさんに「ドコで出会ったの？」とかよく聞かれます。そこで思いたったときにちょっとずつ日記に書いていって、最後にフリーページにまとめようかなと思って書いてる第５部でっす。（第１部はコチラ、第２部はコチラ♪、第３部はコチラ♪、第４部はコチラ♪）―・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－'９７年３月１８日。西安城城壁を見に行きました。「地球の歩き方　中国」によれば城壁に上れるらしいんです。でも、いったいドコから上れるのかはさっぱり不明…。てことで、とりあえず西安駅から城壁周辺をうろついてみました。す、すると駅前から城壁に向かって鉄のハシゴ（さびさび♪）がかかってるのを発見！高所恐怖症な私ですが、意を決し、ハシゴの下にいたおっちゃんにお金を払って上ってみました。城壁の高いこと、高いこと！そのこわいこと、こわいこと！攻城戦ってこんなおそろしいモノなのかぁ。当時の兵士でなくて良かった♪城壁は西安の町をすっぽり囲んでいるので、１周は遠足並の距離です。でも、途中で柵がしてあるため歩けたのはほんのわずかでした。しかし気分は西安城主♪１軍を統率し、城壁に押し寄せる兵をなぎたおしまくりの気分でした。１時間あまりを城壁の上で過ごし、いよいよ帰ることにしました。「またあのハシゴで下りるのか～(T_T)」と恐怖に震えていた私。そんな私を神様は見捨てませんでした。な、な、なんと立派な石の階段がありました！そして、階段の下にはちゃんとした料金所も。「………。」なんともおバカな私。西安城の外側からハシゴをつたって上ったけれど、西安城内にはもちろん立派な階段があるのですよ、当然ながら。外敵を防ぐために外は絶壁、中には兵士が上るための石段があるわけでした…。その後私は西安に３日間滞在し、「鐘楼」「鼓楼」「兵馬俑」「大雁塔」などを周りました。「大雁塔」は意外と良かったですよ。ココは玄奘三蔵（三蔵法師）の建てたお寺で、遣唐使としてやってきた空海はここで仏教を学んだそうです。そして、いまにもくずれそうな（？）塔の上からは歴史の教科書で読んだ「西安の碁盤の目に仕切られた町並み」を見るコトができます。そしてそのうえ「空海のサイン色紙」も売ってましたよ！きっと歴史的にも貴重なモノでしょうし、数に限りがありましょうから、欲しい方はお早めに♪西安はやはり歴史がある街なので、とても有意義な日々でした。また『唐華賓館』の住み心地も最高でした。みなさまにもオススメですよ、このホテル。私もまた行きたいですもの。でも、お風呂のお湯は最初は少し黄色い（黄砂の影響？）ですけど♪'９７年３月２１日夜。名残は惜しいですが西安を離れ、列車で一路成都へ向かいました。この旅の最大の目的地である成都。そこで、あんなことがあって、今の自分がこんなことになってようとは、そのころの私には当然わかりませんでした。（つづく）楽天トラベル　海外航空券予約

中国人オクサマとの出会いの旅【４】

ウチのオクサマは中国人。みなさんに「ドコで出会ったの？」とかよく聞かれます。そこで思いたったときにちょっとずつ日記に書いていって、最後にフリーページにまとめようかなと思って書いてる第４部でっす。（第１部はコチラ、第２部はコチラ♪、第３部はコチラ♪）―・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－「も、もっとコワイ…」夜１１時に西安駅に降り立った私はパニック状態でした。駅の出口には客引きのタクシー運転手を中心に（？）１００人を超えるような人、人、人。ビビリましたよ、夜中にこんなに多くの客引き（＋市民）に囲まれたことなど初めての経験ですから…。「自らすり寄ってくる人間には下心あり」という謎の持論をもつ私。客引きに「不要（ぶーやお）！不要！」と叫びながら、とりあえず駅近くの高級（？）ホテルへダッシュ！今夜の宿も決まってない私。高級？ホテルならこの恐怖から逃れられるだろう的安直な考えでした。貧乏旅行というコンセプトはドコへやら…。高級？ホテルだけあって値段も高級♪。シングル１泊490元（当時で7,500円くらい）。『ま、コワイよりイイな。このくらいの出費はしかたないか…』と思いココに泊まろうと半ば決めかけていたとき…「deposit900元払え」と服務員が言うんです。会話は英語でしてたんですが、depositなんて英語を初めて聞いた私。１泊490元なのに、いきなり900元(14,000円）も要求されてワケが分からず、「900元も払えるか！」とそのホテルを後にしてしまいました…。なお、depositが保証金だと言うのはこの後すぐに知るコトになります♪『高級ホテル前のタクシーは比較的良心的』との知識を『地球の歩き方　中国』でゲットしていた私。ホテル前にいたタクシーに乗りました。目指すは日中合作ホテル『唐華賓館』。またまた日系ならなんとか話になるかも的安直な考えで♪やはり高級？ホテル前にいるタクシー運転手はステキ♪頼んでもいないのに市内をぐるりと周ってくれます。『地球の歩き方　中国』によると『駅からタクシーで15元ほど』の所なのに45元分もドライブしてくれちゃいました。で、１２時もかなり過ぎたころにやっと『唐華賓館』に到着。しかし日本語が話せるスタッフがおらず英語での会話となり、またもや途方にくれてしまった私。しかしラッキーなことに、たまたま日本人ツアーを案内してココに来てたガイドさんが通りかかり通訳してくれました。「今日は日本からのツアー客でシングル・ツインとも満室です。」またまたパニックです。夜の１２時過ぎにまた市内をウロウロしなきゃいけないのか(T_T)。そのときの私はきっと憐れな顔をしてたんでしょうね。そのガイドさんがスタッフに中国語で何か言ってくれてました。そしてスタッフが上司に電話で相談してくれたようです。その結果…シングルの料金でデラックスルームに泊めてもらえることになっちゃいました♪ガイドさんの通訳のおかげでやっとdepositを理解できた私。持ち合わせた全額800元をdepositとして支払い、やっと安息の時間を得るコトができたのでした。（つづく）楽天トラベル　海外航空券予約

中国人オクサマとの出会いの旅【３】

ウチのオクサマは中国人。みなさんに「ドコで出会ったの？」とかよく聞かれます。そこで思いたったときにちょっとずつ日記に書いていって、最後にフリーページにまとめようかなと思って書いてる第３部でっす。（第１部はコチラ、第２部はコチラ♪）―・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－「コ、コワイ…」。'９７年３月１６日、私の初中国の感想です。私が目にした中国・上海の道路は私にとってまさに無法地帯でした。ぐちゃぐちゃに入り乱れているドロドロのタクシー・バス・自転車そして人。街中に響く警笛の音・音・音。血の気がサーッと引きました。港の出口にいる黒山のようなタクシーの客引きたちにも恐怖を感じました。そして瞬間的に思いました。「上海はなんてコワイ街なんだ！こんな街にはいられない…。さっさと安全な田舎に行こう。」上海駅へ向かってタクシーに乗りました。そこでまた血の気が引きました。なんとタクシー運転手の周りにはプラスチックの囲いがあるではありませんか！小心者な私は思いました。「上海のタクシー運転手は客に襲い掛かることがあるんだ…。ソレで乗客保護のために囲われてるんだ…。コワイ、コワイ！いやいや、こんなトコで死んでたまるか～！負けねぇゾ～。かかって来い！」上海駅に着くまでの数十分は戦慄の時間でした。タクシー運転手が襲われないように囲いがついているのだという事実を知ったのはこれよりずーっと後のコトです。タクシー運転手に襲われることなく無事に上海駅についた私（当然だ！）。駅にいる、信じられないほど多くの人たちにもまたまたちょっぴり恐怖♪（私は都会が苦手でして…）駅近くのホテル龍門飯店で今日の西安行き火車（汽車）の切符を手配しました。22:07発の軟臥で３３０元でした。出発まで８時間以上あるので、勇気を出してちょっと街をぶらついてみました。が、小心者の私はやっぱりというか、昼食はケンタッキー、夕食は軟席専用待合室附属のレストランという無難なものに…。レストランのコーヒーは１４元、チャーハンは１６元、ビールは１０元（ビールは飲んでないけど）。コーヒーの高さ＆まずさにもビックリしました。「貧乏旅行」っていうテーマはドコへやら、腰抜け度満点の私です…。（※中国では当時コーヒーがあまり飲まれてなかったせいで高かったのだと思われます）さてさて、そんなこんなで夜をむかえ、無事に火車に乗った私。火車の中から中国の広大さを体感してご満悦♪２４時間余りをかけて最初の目的地西安に到着したのは夜の１１時でした。しかし今晩の宿はまだ決まっていません。「早くホテルを探さねば！」てなワケでいそいそと出口へ向かった私を待っていたのは…上海の港の１０倍はいるであろう黒山のようなタクシーの客引きたちでした…(T_T)。しかも深夜。その恐ろしさは上海の１００倍を超えていたとか…。【冷凍便】【送料無料】手作り上海焼き豚まん1kg・30個徳用パック

中国人オクサマとの出会いの旅【２】

朝４時までサッカーを見てた白羽扇＠西南の嫁です。愚息コタツが寝つかれなかったため、子守をしながらサッカーを見た白羽扇＠西南の嫁です。サッカーを見終わっても寝つかれなかった白羽扇＠西南の嫁です。今日の朝起きれるかどうかが心配で徹夜を決めた白羽扇＠西南の嫁です。コタツ＆私が寝つかれなかった原因は「夜１１時ごろにオクサマに飲まされたコーヒー」と気づいて少々ご立腹の白羽扇＠西南の嫁です。さてさて、ウチのオクサマは中国人。みなさんに「ドコで出会ったの？」とかよく聞かれます。そこで思いたったときにちょっとずつ日記に書いていって、最後にフリーページにまとめようかなと思って書いてる第２部でっす。（第１部はコチラ♪）―・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－'９７年初頭。猿岩石に憧れて、初海外にもかかわらず貧乏旅行を決意したおバカな私。さっそく「地球の歩き方中国」を購入して研究。ふむふむ…１・トイレには紙がないのかぁ→トイレットペーパー大量購入２．中国人はライター持ってないのかぁ→現地で仲良くなった人へのプレゼント用に大量購入３．硬臥（寝台列車の安い席）に乗るゾ！→シュラフ購入さぁコレで準備万端！いざ出発！さてさて周到な準備の結果はと言うと…、下にあります♪'９７年３月１４日。「貧乏旅行に飛行機はダメよね♪」てなワケで「地球の歩き方中国」で見つけた「蘇州号（大阪―上海の船）」で一路中国へ！！（猿岩石は危険地区を避けるときにナイショで飛行機を使ってたってのは後で知った…）蘇州号の感想は…「やはり太平洋上では船は揺れるんやね。瀬戸内海とは違うなぁ。気分悪いなぁ。」「船員の女の人はなかなか美人ぞろいやん♪」「読書室はイイなぁ。眺めもイイし、係員の人も美人だし♪でも、この部屋、船首にあるからすぐ気分が悪くなるなぁ…(T_T)。」てなカンジでまったりしている間に蘇州号は太平洋上を進んでついに上海へ。２泊３日の優雅な船旅を終え、'９７年３月１６日、白羽扇＠西南の嫁はついに憧れの中国の土を踏んだのでした！（つづく）【持参品の末路】１．大きくて邪魔なので西安で捨てた…。２．みんな１００円ライター持ってたので日本に持って帰った…。大量に買いすぎて今でも残っます♪３．自分で硬臥の切符を買うことが出来ず、旅行会社に取って貰った軟臥（寝台列車の高い席）で使用…。あらら、さっぱりダメな私ねぇ。アディダス：【ジュニア】2004日本代表S/Sレプリカジャージ（H）【adidas サッカー】

中国人オクサマとの出会いの旅【１】

ウチのオクサマは中国人。みなさんに「ドコで出会ったの？」とかよく聞かれます。そこで思いたったときにちょっとずつ日記に書いていって、最後にフリーページにまとめようかなと思ってまっす。（オクサマの笑えるネタがあまりないため、苦肉の策であることは明白ですね♪）―・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－・－'９６年１１月、当時付き合っていた彼女にフラれました。彼女とは４年の付き合いでした。そろそろ結婚をと考えて苦手な貯金を始めてから半年ほどのことでした。私に残ったのは半年で貯めた３０万円だけでした。それまで貯金とは無縁だった私。こんなお金なんてパァーッと使おうと考えました。クルマの改造にあてることも考えましたが、「クルマの部品に形を変えて残るよりも、お金もイヤな思い出と共にサーッと消える方がイイなぁ」と考えました。当時の私はあと２ヶ月で２７歳。高校生の頃から三国志マニアで中国旅行が夢だった私は、「２７歳と言えば、あの諸葛亮が出廬した年齢ではないか！孔明と比べて今の自分は何だ！そうだ、諸葛亮に会いに行こう！」なんてナルシストっぽいお馬鹿な思考で中国旅行を思いたちました。そして、さらに安直な私。貯金がたいしてないことや、当時大好きだった「電波少年」の影響をモロに受け、「貧乏中国旅行」を決心したのです。（つづく）『三国志【国際スタンダード版】DVD-BOX』