息抜きしよ～よ。

[パパのこと。] カテゴリの記事

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• パパの命日でした。

   今日はパパの命日です。もう４年も経ちました。小学校３年生と１年生だった子供たちも、もう中学校１年生と小学校５年生。あんなに小さかったのに、長女は私より背が高くなり、足のサイズは次女にも抜かされてしまいました。とても頼りになる２人です。 近所のお友達がお線香をあげにきてくれました。毎年必ず来てくれるこの２人。パパのことを忘れずにいてくれているのが、とても嬉しいのです。

  2008.10.05

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• 早いもので･･･。

  昨年のこの時期、パパとばっちゃんの１周忌の法要をしましたが、月日が立つのは早いもので、明日は３周忌の法要です。今、去年の日記を読み返してみましたが・・・。去年はなんだか複雑な心境だったなぁ。やっぱりさらに１年たった今年は気持ちもすっかり落ち着いて明日を迎えられそうです。今年は名古屋の両親が当日来てくれるのですが、去年と同じく、今日はバタバタと掃除していました。いつも簡単にしか掃除しないから、こういう時慌てるんだって、去年も言ってたのにやっぱり前日にならないとやらない私。全く進歩してないね。まぁ、自分の両親なんだからそんなに気を使うこともないんだけどね･･･。って、去年もそんなこと言ってたな。そして明後日から、これも去年と同じく家族バス旅行！前回であんなバス旅行は最初で最後だと思っていたけれど、義父Ｎｏｂｕ、今年も計画してくれました。今回は房総半島方面。行ったことがないのであんまりわかりませんが、マザー牧場とか行くらしい。楽しみだなっと。 

  2006.08.18

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• パパの誕生日。

  今日、１１月２日はパパの３６歳の誕生日でした。今日も普段と変わらずＷＡＣＫＹのお手伝いに行っていると、お友達moco☆mocoさんから、ドーナツ持って遊びに行ってもいい？とメールが入りました。やった～～！ドーナツドーナツ♪もちろんＯＫよ～～～！と返事を返し、楽しみに待っていました。しばらくするとmoco☆mocoさん登場。子供のおやつ分までたくさんドーナツを持ってきてくれました。するとmoco☆mocoさん、「今日、○○ちゃん（パパのこと）誕生日だったよね？」・・・えっ？！　覚えててくれたの？？なんとmoco☆mocoさん、パパのぶんは別にドーナツを用意していてくれたんです。ありがとぉ～～～～ｻﾝｷｭｩ♪(o￣∇￣)/いやいや、オドロキでした。パパは幸せモノだよ♪そして、誰かの誕生日となるといつも義父母も一緒にお祝いするので、今日は夕飯を一緒に食べました。その後自宅に戻り、お泊まりに来たＷＡＣＫＹのナギちゃんと一緒にケーキを食べ、またまたお祝いしました。本当だったら、パパも３６歳か･･･。やっぱり逝くのが早すぎたよ･･･。

  2005.11.02

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• １年前の今日。

  去年は、今日１０月２日が運動会でした。９月２９日に「もう治療は出来なくなりました。」と言われ、個室に移ったパパ。みんなで交代で病院に泊まっていました。その間、子供は普通に学校に行っていたけれど、パパに会わせるかどうか迷っていました。でも、ある看護婦さんが「最期の時は、お子さんには会わせますか？」と聞かれました。そして、「尿もだんだん出なくなってきているので、近いと思います。」とも。私達は、その看護婦さんに聞きました。「看護婦さんだったらどうしますか。」すると看護婦さんは少し迷ってから「やっぱり会わせると思います。」それで、私達も思い切って子供を早退させ、急遽うちに来てくれていた名古屋の母に、静岡から入院先の横浜まで連れてきてもらいました。「パパは、今まで病気と闘ってきたけれど、もう疲れちゃったんだって。だから、天国に行くことにしたんだよ。」そんなような事を子供に話したと思います。病室に入り、しばらくパパに話しかけたり手をさすってあげたりしていましたが、帰るときになって「もう、会えないかもしれないからよく顔を覚えておいてあげてね。」と言うと、２人とも泣き出してしまいました。子供なりに悟ったんだと思います。その頃、学校では運動会の練習がピークになっていました。パパも、もともと若くて体力があったせいか、どうにか頑張っていました。私は「せっかく子供たちは運動会の練習を頑張っているのに、運動会は出させてあげたい。」と思っていました。そして、１０月２日運動会当日にも、まだパパは頑張ってくれていました。病院は義父・義母・義弟に頼んで、名古屋の母と一緒に運動会に行きました。子供たちも、そんな状況の中、とてもよく頑張りました。パパが見ていたらとっても喜んだだろうな。よく頑張ったってほめてやるんだろうな。あんなに運動が好きで、子供の運動会をすごく楽しみにしていたのに、もう２度と一緒に見にこれないなんて。そう思うと、涙が溢れそうでした。でも我慢してただひたすら写真を撮りました。その時、パパの状態を知っていたのは長女の友達の母moco☆mocoさん。一番に知らせた時に、一緒に泣いてくれてありがとう。そして義妹に聞いて知っていたのにも関わらず、運動会当日何も知らないかのように普段どおりに接してくれていたパタパタかぁさん。一番気を許せるパタパタかぁさんに、あの時何か言われていたらきっと運動会だということも忘れて泣いてしまっていたと思います。ありがとう。ちょっと照れくさいね。そして、パパは３日後、天国へと旅立ちました。

  2005.10.02

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• 辛い宣告。

  昨日の日記の続きです。１年前の昨日、脳室ドレナージと気管切開の手術を受けました。そして、１年前の今日。いつも通り、お昼のICUの面会時間に合わせて病院に行きました。パパのベッドのところまで行き、「パパ、来たよ。」返事はなくても話しかけます。看護士さんに「今日はどうですか。」と聞くと、「昨日、急激に血圧が下がってしまって･･･。今は昇圧剤を使っています。」血圧が下がった？　昇圧剤を使ってやっと血圧が保たれているってこと？「それは･･･かなり厳しい状態ということですか？」「薬を使って血圧も安定してますから･･･詳しいことは先生からお話があると思います。」呆然としてICUを出ました。　　訳がわかりませんでした。すぐ、義母に電話しましたが留守だったので、名古屋の実家に電話しました。母に「それは厳しいよ。とにかく先生に話を聞きなさい。」と言われました。ICUの面会時間も終わり、待合には誰もいなかったけれどその場を離れられませんでした。すると、ちょうど主治医が来てくれて話を聞くことが出来ました。「昨日、急激に血圧が下がって･･･瞳孔が開いてしまいました。　もう、これ以上、治療は出来なくなりました。」意味がわかりませんでした。「このまま待機したほうがいいですか。」と聞くと「今すぐどうということではありません。」でも、「今日はお父さんは来られますか？」と聞かれます。訳がわからないまま義父に連絡を取り、数時間後、静岡から義父と義弟、親戚の人が来てくれました。そして主治医からの説明。同じことを言われました。「ICUでは面会時間が限られていますので、少しでも一緒の時間を過ごしたいのなら、個室に移すことも出来ます。」ここで、やっとわかりました。というか、わかってはいたけれどわかりたくなかった。「パパ、死んじゃうってこと？」それまでに脳幹部分にも影響が出ていたのが、悪くなってしまったようです。いわゆる『脳死』状態だったんだと後からわかりました。すぐ、個室をあけてもらいパパを移動してもらいました。そしてこの日から私達は病院に交代で泊まり、パパの側についていてあげました。

  2005.09.29

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• １年前の今日。

  今日はパパのこと。去年の今頃。８月１１日から意識を失ったパパは、９月に入っても一向に意識が戻る様子はありませんでした。それまでも肺炎や脳室炎を起こしたり、水頭症になってしまったり･･･それが少し良くなると今度はストレスで胃が荒れてしまったり、そのせいか胃かどこかから出血していて貧血になってしまい、輸血をしたり･･･内臓が動かないので腸閉塞になってしまったり･･･とにかく、脳腫瘍の心配だけでなくほかの臓器にもいろんな影響が出てきていました。８月２７日の日記にも書いたように、麻酔を覚ましていっても意識は戻らないし、呼吸もなかなか安定しなくて呼吸器をつけたり外したりの繰り返し。なかなか良い状態になっていかず、それまでは「今日も変わりがなかった」というと「（悪くなっていなくて）良かった」と喜んでいたのが、だんだん「今日も良くなっていなかった」「もうずっとこのままなんだろうか」という気持ちになってきていました。それでも、時々瞬きをする、腕を少し動かした、ということに望みをかけていました。意識がなくなってから、もう１ヶ月じゃなくて、まだ、１ヶ月しか経っていないんだ。そう自分に言い聞かせていました。でも、その間にも腫瘍はどんどん大きくなっていたようでした。そして脳幹部分にも影響が出ているようでした。そして１年前の今日。それまでの腫瘍・炎症などの影響で脳全体が浮腫んでしまっていて、少しでもその浮腫みを取るために、脳の中の水を抜く脳室ドレナージの手術を行いました。それと同時に、ずっと鼻から管を通して呼吸器を装着していたけれど、長引くと感染などの心配が出てくるので気管切開（のどに穴を開けて、直接呼吸器を装着する）をしました。かなり厳しい状態ではあるけれど、少しでも良くなるために考えられる出来る限りのことをしよう、という感じでした。そして明日を迎えました。

  2005.09.28

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• パパの１周忌の法要でした。

  今日はパパとおばあちゃんの１周忌の法要でした。去年の今日。パパは１１日に意識を失ってから、肺炎を起こしたり、脳室炎を起こしてその手術をしたり、脳に水が溜まってしまうのでそれを抜く管を入れる手術をしたり･･･。脳の状態が落ち着くまで麻酔で眠らせていたのを、少しずつ覚ましていった頃でした。それまで、「意識が戻らないのは麻酔で眠っているせい」と思っていたのが、麻酔を覚ましてもなかなか戻らないので「どうして？」と思っていました。それでも何ヶ月かかっても、きっと意識は戻るとまだ信じていました。結局最後まで意識は戻らなかったのだけれど･･･。お寺での法要のあと、近くのホテルで祓いの席を設けました。そこは、約１２年前、パパと私が結婚式を挙げたホテルでした。自分たちが結婚式をしたホテルで、旦那の法事の食事をする。なんとも複雑な気分でした。１２年前は２人とも若くて、希望に満ち溢れていたっけ。結婚後初めての結婚記念日には、ここのホテルから結婚１周年のお祝いに豪華ディナーの招待をうけて、２人で来たんだよね。ここで･･･。結婚生活、いいことばかりではなかったけれど、やっぱり楽しいこともいっぱいあったよね。ちょっと思い出してしまいました。でも、１周忌を迎えてちょっとホッとしました。実際のパパの命日を迎えるまでは少し日にちがあるので、それまでにまだまだいろいろ思い出すと思うけど･･･。

  2005.08.27

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• １年前の今日。

  １年前の昨日。パパの意識が戻らないまま、３日経っていました。前日には、肺炎を起こしていることがわかって、その処置を受けていました。病院へ行こうとすると、病院から電話が。主治医が早めに話をしたいとのこと。病院に到着すると、主治医から「脳室に影がある」と言われ、すぐに緊急手術を受けました。脳室炎を起こしていました。脳室に膿がたまっている状態なので、管を入れ、その管から中にたまった膿が外へ出るようにしたそうです。白血球の数値も下がっていて、免疫不全の状態。抗生物質、化膿止めも投与して、様子を見るしかない。やることはやったので、後は本人が頑張るしかない、と言われました。今までで最悪な誕生日でした。１年前の今日。日曜日だったので、義父母・義弟・私の４人で病院へ。子供は名古屋から母が来てくれていたので、預けて行きました。昨日の手術からは、とりあえず安定していました。ＩＣＵにいるので、面会時間が決まっています。お昼の面会が終わると、夕方の面会まで待合室で待機。時間があるのでブラブラしてもいいのだけれど、その間に何かあったらと思うとその場を離れられませんでした。結局、その日はずっと安定していました。脳室から出た管から、黄色っぽい膿が出ていたのが少し透明なものになってきていました。これで良くなっていけばいい、そう願っていました。家に帰って、インターネットで脳室炎について調べました。専門的なことばかりであまりよくわからなかったけれど、あまり予後の良くない難しい病気らしいということがわかりました。意識さえ戻ってくれれば。このまま話もしないで終わりにしたくない。そう思っていました。

  2005.08.15

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• 一年前の今日。

  去年の今日、パパが意識を失いました。前日、手術の日程が９月４日に決まったと電話で言ってきました。まだ日にちがあるので、主治医はいったん退院しても良いと言ったそうでしたが、病院（横浜）と自宅が遠いので自宅で何かあっても困るし、だったら新横浜駅近くのホテルを予約して私たちがそこまで出向き、パパは外泊でホテルまで出てきて家族水入らずの時間を過ごそう、ということになりました。お盆になると入院患者さんも外泊で少なくなるし、リハビリも休みなので、その間に行けたら・・・というパパの希望だったので、去年の今日、病院に行く途中であちらこちらのホテルに足を運びやっと１室予約を取って、病院に向かいました。パパ、喜ぶだろうな・・・と思いながら。病室に行くと、パパの姿がありません。リハビリにでも行ったかな？でもお昼時だしな･･･？すると看護婦さんが「○○さん（主人のこと）、今朝ひどく頭が痛いっておっしゃって、少し吐いたりしたものですから、さっきＣＴを撮って、ＩＣＵに入ってもらったんですよ。今は疲れちゃったのかな？寝てるみたいですけどね。」と教えてくれました。びっくり。なんてもんじゃありません。すぐ面会させてもらいました。その時のパパは、本当にスヤスヤ気持ちよさそうに眠っていました。その時の主治医の話では、「ＣＴ画像では何か大きな出血があったとかいう頭痛の原因になるような所見はない。５月の手術の傷が塞がっていなかったので、そこから菌が入ったのかもしれない。すぐに抗生物質を点滴し始め、傷口を少し開いて菌が外に出るようにした。抗生物質が効けば治まってくると思う。」ということでした。でも、その後も「パパ、パパ」といくら呼んでも答えてくれません。いくら疲れて眠っているとは言っても、普通少しくらい目を覚ますでしょう？それも全くなかったんです。結局、最後までパパの意識は戻りませんでした。その後いろんな合併症をおこしてしまったんです。夏休みということもあり、手術になったらまたしばらく名古屋に帰れないということもあって、ちょうど名古屋に帰省していて、久しぶりに病院に行った日でした。最後に言葉を交わしたのは前日の電話。顔を見て話したのはもう何日も前のことでした。でも、この時点ではまたすぐ起きるだろうくらいにしか思わなかったんですけどね。あれからもう１年かぁ・・・。早いなぁ・・・。

  2005.08.11

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• もうすぐ１年・・・？

  今日、パパの１回忌の法要の案内状を作りました。パパが亡くなる１ヶ月前におばあちゃんが亡くなったので、２人ぶん一緒にやろうということで、少し早いけれど８月末に行います。もう１年？実際にはあと３ヶ月くらい。去年の今頃は、ここにパパがいたんだよね、当たり前だけど。この頃は腫瘍の影響で物忘れがひどくなっていて、何度も同じことを言ったり聞いたりしていたんだよね。それはもう、ひどかった。気になることがあると、そのことをずっと何度も聞く。何度言っても覚えられないので紙に書いてやっても、書いたことを忘れてしまう。何度も同じことを聞かれ、同じことを言わなければならない私は、だんだんイライラしてしまって、「さっき言ったでしょ！」と強く言ってしまった。その時のパパの悲しそうな顔。忘れられない。自分でもおかしいなと感じていたのに、わざとそんな風にしているわけではないのに、私の冷たい一言で、どんなに傷ついただろう。それから、私は何度同じことを聞かれても、さもその時が初めてですという感じで、出来るだけ初めと同じように答えるようにした。去年の今頃、そんな感じだったな。まだついこの間のことみたいだけど。

  2005.07.11

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• ワインの思い出

  今日も１日暑かったですね。午前中は曇っていて、時々パラパラ雨が降ったりもしたけれど午後になって晴れてきて、気温もぐんぐん上がったようです。こんな日はビールがうまい！一気にコップ１杯飲み干しました。　(-o-)=3 ﾌﾟﾊｰｯところで、私はビール党です。アルコールといえばビール。日本酒や焼酎、ワインなどはほとんど飲みません。特にワインはね。。。嫌いじゃないんだけどね。。。パパがまだ元気なころ、何がきっかけだったのか忘れましたが大喧嘩をしました。私はパパに対する不満や怒りを、チョコチョコ小出しにするのではなく、ためてためて一気にドカ～ン！と爆発させるほうでした。その日も爆発してしまったのです。そんな時、私はアルコールを飲んですべてを忘れたくなります。いつもなら、ここでビールを何本か飲んで、酔っ払って寝てしまうのですが、その日に限ってビールを切らしていました。あったのは１本のワイン（未開封）。私はそれをビンごとごくごくと一気に飲み干しました。さすがにワイン１本一気飲みは辛い。はっきり言って後悔。急性アルコール中毒ってこんな感じ？何がなんだかわからなくなりました。その時パパは、黙ってそれを見届け、喧嘩中なのにしっかり介抱してくれました。そして、少し落ち着いてテーブルに臥せっている私の横に、そっとコップ１杯の水を置いて下がっていきました。優しいパパ。そういえば、調子に乗って飲みすぎ、気持ちが悪くなってトイレにこもっていた時も、同じようにそっと私の横に水を置いていってくれたな。「まったく・・・！」とか、私をののしるようなことは一言も言わなかった。今では、そんなことしてくれる人もいないから、飲みすぎ注意！！そんな訳で、その日からワインがちょっと苦手になったのでした。

  2005.06.30

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• パパには内緒…

  パパがいたころ、うちの財布の紐はすべてパパが握っていました。生活費としていくらか渡され、なくなるとパパが銀行からおろしてきてまた渡される。パパが自分で出歩けなくなっても、「○○円おろしてきて」と言われ「はいはい」とその金額をおろすだけ。なので私はうちが１ヶ月どのくらいで生活しているのかまったく知りませんでした。でもパパの頭の中ではちゃーんと計算されていたようです。私はそれに何の疑問ももたず、渡された分でやりくりしていました。（えらいでしょ♪）でも、たま～にやっぱりあるんですよね。魔が差すというか、ちょっと無駄遣いしちゃうときが。例えば、今日みたいにビビッ！ときてＴシャツ買っちゃったりね。しまった、無駄遣いしちゃったな･･･と思ったとき、私のすることは・・・そう、証拠隠滅です。値札はもちろん、レシートやそれが入っていた袋など、買ったことがばれそうなものをとにかく捨てる。そして極めつけが、まだ一度も着ていないそのＴシャツを一度洗うんです。そうすると新しい感じがなくなるでしょ？そして何食わぬ顔で着てしまう。「あれ？そんなのあった？」と言われても「うん、去年買ったやつだよ」と素知らぬ顔。・・・何度かこの手を使いました。　結構ばれないものですよ。と思っていたのは私だけ?パパはうすうすわかってたかな？

  2005.06.15

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• 去年の誕生日

  去年の今日は、パパも一緒に長女の誕生日を祝ってくれました。手術の傷がまだ完全に塞がっていないのに、「消毒だけなら通いで出来るから」と強引に退院してきたんです。去年の５月に入院することが決まったとき、長女の第一声が「じゃあ、私の誕生日にパパはいないの？」でした。長女にとって、誕生日というのは一大イベントで、そこにパパがいないのは考えられなかったのでしょう。いつも４人でお祝いしていましたから。それを聞いていたから、無理をしてでも退院してきたのだと思います。実際、体調はあまり良くありませんでしたが、それでも長女のうれしそうな笑顔を見て、パパも本当に満足そうでした。今日も天国で一緒に祝ってくれたと思います。

  2005.06.11

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• 久しぶりに…

  パパ（夫）が亡くなって昨日でちょうど８ヶ月。今日来てくれたピアノの調律の先生は、パパが亡くなったことを知りませんでした。先生「なんで？」私　「脳腫瘍です。」先生「え～?!　まだ若いのに…（絶句）」亡くなったばかりの時は何度もしたやりとりだけど、今日は久しぶりにそんな話をしたような気がする。そうするとやっぱりいろんなことを思い出すね。去年の今頃は入院してて、そろそろ退院の話が出てたころかな。手術の傷が完全には塞がっていないのに半ば強引に退院してきたんだっけ。今思うと、長女の誕生日が近かったから、家で一緒に祝ってやりたかったんだと思う。パパの優しさだったんだよね。

  2005.06.06

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