種子取祭(竹富島)
竹富島でタナドゥイと呼ぶ種子取祭(たねどりさい)は、種子を蒔いて豊作を予祝する祭りです。今日はそんな種子取祭を見に行って来ました。竹富島は石垣港から高速船で約10分ととても近く気軽に行くことができる石垣の離島の一つです。この種子取祭は、旧暦の9,10月中に廻り来る甲申(きのえさる)の日から甲午(きのえうま)の日までの10日間にわたって、毎年実施されます。そのなかで、7日目、8日目に行われる芸能奉納は、2日間で約70点の踊り、芸能を披露するのですが、今日がこの8日目にあたります。芸能奉納は踊り(ブドゥイ)と狂言(キョンギョン)に分かれています。今日は踊りを中心に見ましたが、棒術や地元小学生・先生による太鼓、婦人会らによる踊りと様々な芸能奉納を見ることができました。天気もとても良く、祝日ということもあり、たくさんの観光客が島を訪れていました。しかし種子取祭ということもあり、竹富島名物の牛車での集落めぐりが休みだったので、がっかりした人も多かったのでは・・・。ちなみにこの種子取祭、1977年(昭和52年)に国の重要無形民族文化財に指定されています。