東北巡行3日目 仙台から福島
17日、仙台を離れる前に被害の大きかった荒浜地区に行って見ました。住宅の基礎部分だけが残っていました撮影した場所の周囲には、このような基礎部分だけが残っている家の跡がいっぱい。近くの高い場所といえば、学校らしい建物が有りましたが、それも海の方向でした。津波が来ると予想して逃げていたのなら助かったと思うのですが、そうでなければ…この場所の西側のガソリンスタンドの被害です。スタンドの屋根まで被害を受けていますこの高さまで波か漂流物がぶつかったとすれば、建物の2階まで波が到達してでしょうね。当日の河北新報に宮城県の死者は9,000名を超えたとあり、捜索活動は続いていました。今回訪れた現場では、手を合わせ黙祷してまいりましたが、改めてご冥福を祈りします。仙台を離れ、福島市に移動、お昼前に福島職安の遠藤さんにお話を伺いました。盛岡、仙台、福島の職安の話で共通していたのは、被災者の方の本格的な仕事探しは、今年の夏以降だろうという話。それでも各地の企業からは数多くの求人が寄せられており、企業の担当者が来て、説明会も定期的に開催されているとのことでした。震災後2ヶ月が経過した今は罹災証明書の交付を受けているところだそうです。被災者の多くは行方不明のご家族の捜索や、仮埋葬されたご遺体の火葬をしておられます。失業給付を受け始めている方もあって、本格的な職探しは早くて7月のようです。ただし、全国から寄せられる求人情報は、被災者の大きな励ましになっているので、引き続きお願いしたいという言葉を各職安で戴きました。当事務所は、引き続き震災被災者向け求人の開拓に取り組みたいと思っています。福島を午後に出て、事務所到着午後9時半、往復1,880キロを走り切りました (ー。ー)フゥ