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偐万葉田舎家持歌集

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2019.11.07
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カテゴリ:絵画
​​​ ​記​事が前後しますが、今日は、一昨日5日の銀輪散歩の記事です。
 10月25日の記事
(下掲)​で、友人の家近氏から絵画展のご案内ハガキを受け取ったことを紹介しましたが、この日は、銀輪散歩も兼ねて、これを拝見させて貰おうと出かけたもの。
<参考>俳句と絵画​ 2019.10.25.
 会場は、柏原市国分駅の東方にある問屋場亭という建物。
 恩智川沿いの道を走って、柏原市役所までが銀輪で50分程度。会場までは1時間余で行ける筈。
 お天気も好し。MTBで11時半頃に家を出て、恩智川べりを走る。
 池島地区の遊水池公園には荻が群生、銀白の穂が日に輝いて美しい。​​​
(池島遊水池公園)
 このコースは、日頃、銀輪散歩で良く走る道。川べりの藤棚では将棋を楽しむ10名前後のオジサンたち、いつもながらの光景である。
 恩智駅近くには、喫茶ナナがあって店のママさんやお客さんたちと万葉ウオークをしたり、店で万葉講座を開いたりしたものだが、閉店となってそれも中断、今も店はシャッターが降りたまま。賃貸マンションの1階の一室で、看板などはそのままとなっているが、新しい借り手がないまま早や4年半が過ぎています。
 大和川に出たところで、以前入ったことのある喫茶店でランチ。ランチ後大和川の川辺で友人と暫し電話。
 国豊橋を渡ってから少し道を間違うということなどもありましたが、会場に無事到着。

(問屋場亭)
​※この建物は明治か大正かは知らないが、元は銀行であったらしい。​
<追記>貰った資料に問屋場亭の由緒が書かれていましたので、その写真を追加掲載します。
​​
(問屋場亭由緒)
 ※画像をクリックして大きいサイズの写真でお読み下さい。

 会場で貰ったパンフレットで初めて知ったことであるが、今回の氏の出展は、柏原芸術祭2019の一環としてのもので、同芸術祭​
(柏原ビエンナーレ)​として市内10会場で行われているものの一つのよう。

(KASHIWARA芸術祭2019パンフレット)

​(同上)※左側の家形マークに「観音寺」という文字を入れ忘れました。​
 会場に入ると、家近氏が居られました。
 その他、何人かの来場者も。
 家近氏は最近膝の手術をされたとかで、まだリハビリ中とか。
 この4月に銀座でお会いして以来だから半年ぶりになるが、その膝のことなどを含め、少しばかり雑談。
​ 「既に見ていただいた絵ばかりだよ。」と同氏。
 確かに、殆どの絵は見た記憶がある。

(家近氏の作品)

(問屋場亭会場のその他の作品)
​​​​
​ 上の作品は、こうのとりさゆり氏のパッチワークの作品。
 別室ではこんな作品も。
 木津美幸氏の「音を編む」という作品。

(同上)
 家近氏から、観音寺会場には面白い作品が展示されているから見て行くとよいと薦められる。観音寺は知らなかったが石神社の近くだということが分かったので、ご来場されていたご婦人から道の様子なども教えていただき、これを見て行くこととする。
 来た道を近鉄安堂駅前へと引き返す。
 石神社までは問題のない平坦な道。しかし、これを過ぎるとかなりな坂道となる。
 帰りに振り返って撮った写真が下のものだが、観音寺は山裾の高みにあるのでした。

(観音寺遠望)
 上のパンフレット記載の会場略地図に記載の「階段あり自転車では通れません」とある道をMTBを担いで登るという近道コースで、観音寺山門下に到着。山門下で出会ったお方からは「ワイナリーには行かれましたか。ワイナリーにも是非行って下さい。」と勧められる。
 会場は、右側の本堂と中央の建物が使われていました。本堂の右側にある小さなお堂に展示されていたのがこれ。
 平川均氏の組子細工の木工作品。​
(「鳳凰」)
(「老梅」)
 本堂に回ってみると。
 森山陽介氏の日本画作品。

(「孔雀図」)
(「春の到来」)​​

 上の絵のタイトルは記されていなかったか見落としたかで何とも不明ですが、象さんが嬉しそうです。花はレンギョウでしょうか。
 隣にはこんな作品も。​
​​
(観音寺会場のその他の作品)
​ そして、こんな絵も。
 これは、多分、浜本隆司氏の作品。

 右は、「​​​​​​Kannon​​​​​​」というタイトルのよう。
​​​​​​​​​
 この作品は、パンフレットから推測するに、「フェニックス」というタイトルでしょう。
 本堂から隣の二階建建物に移るとリンゴのオブジェ。

(松原一彦「内部空間をもつ林檎(虫食い林檎)」)
 河内木綿の綿繰り機、糸繰車の説明を受けて、2階に上がると。
 粘土で作られたオブジェ。

 窓側から眺めてみると。

 家近氏から「眺めがいい」とお聞きしていたので、境内から大阪平野を一望することに。

(観音寺境内からの眺め)
 我が家の付近からだとやや左手に見えるあべのハルカスが、此処ではやや右手に見える。
 山門下の石階段の脇にあったのが知識寺の経机の説明碑。

​(知識寺の経机の説明碑)
<参考>知識寺・Wikipedia​

 知識寺というのは河内にあった古代の寺院。河内六大寺の一つ。当時としては我が国最大の丈六の廬舎那仏の像があったらしい。天平元年(740年)に聖武天皇がこの寺に行幸。この寺の廬舎那仏をご覧になったことが大仏建立の契機となったのだと云い伝えられている。
 源頼朝が後鳥羽院の勅を奉じて、この知識寺と観音寺とを一つの寺にしたのが、今の観音寺だそうで、知識寺の経机がこの寺に伝わっているのはそれを証明する物であるとも言えます。
 麓の石神社には知識寺の塔の心礎と見られる石が残されているが、知識寺は七堂伽藍を供えた大寺であったとのこと。
​<参考>高井田横穴公園​ 2008.6.8.​
​​​​​ ここまで来たついでにと、先日、ブロ友のビッグジョン氏がブログに
掲載されていた柏原市のカラーマンホール蓋を撮影して来ました。同ブログに長瀬川沿いの歩道に設置されていると所在場所も掲載されていたので、およその見当がついたという次第。すぐに見つかりました。





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最終更新日  2019.11.08 08:54:12
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