カテゴリ:近隣散歩
今日、12月13日は「煤払いの日」とのこと。
江戸時代、江戸城の煤払いは12月13日と定められていた。 これに倣って、寺社や町家もこの日に一斉に煤払いをするようになったということで、12月13日は「煤払いの日」となったという。 尤も、これは江戸の話。関西では、勿論、煤払いはしたが、12月13日にするものというようなことはなかったと思うので、この日を「煤払いの日」と言われても、イマイチしっくりとは来ない。 ところで、煤払いをすると、もうもうたるススやホコリが舞い上がる。従って、子どもや病人やお年寄りは別室の小部屋に避難させた。これを「煤籠り」と言う。また、ご隠居さんや役立たずの旦那衆は大掃除が済むまで他の場所に避難するのが常。これを「煤逃げ」と言う。そして、煤払いが終わって、煤だらけ、埃だらけになった顔や身体を洗うために入るお風呂を「煤湯」と言ったそうな。 煤逃げ、というのが冬の季語にあるということを知ったのは、何年か前に友人の凡鬼さんから教えられてのことであったが、「煤払い」も「煤籠り」も「煤湯」も、同じく冬の季語である。 ともかくも、今日は「煤払いの日」だそうだから、それは同時に「煤逃げの日」でもあると言うことができるだろう。 尤も、「煤払いの日」である13日に、煤払い・大掃除をするとは限らないのが現代の暮らしであるから、煤逃げと言っても、そのタイミングはなかなかに難しいのである。ヤカモチの場合は、それとなく察するとMTBで銀輪散歩に出掛けてしまうという策を講じるのであるが、時には「察し」が悪くて、或は機先を制されて、煤逃げに失敗することもある。 それはさて置き、今日は、我が家の「煤払いの日」ということではないから、わが銀輪散歩も「煤逃げ」のそれではないのであるが、今日が「煤払いの日」であり、「煤払いの日」は「煤逃げの日」でもあるから、今日の銀輪散歩は「煤逃げの日」の銀輪散歩であったことに間違いはない。 「煤逃げの日の銀輪散歩」と「煤逃げの銀輪散歩」とは正確には意味が異なる。ヤカモチさんの煤逃げ銀輪散歩はまだ少し先のことになるようです。 煤逃げの 日は銀輪も 遠回り (銀輪家持) 煤逃げの 銀輪散歩は 隣町 (銀輪家持) ということで、今日の銀輪散歩は、遠回りでもなく、隣町への遠出でもなく、花園中央公園や恩智川べりを北へ、南へなど近隣徘徊でありました。(花園中央公園のラクウショウ) (花園中央公園のメタセコイア) 今日は、デジカメを家に置き忘れたまま出掛けてしまったので、スマホで撮影した写真となりました。(花園中央公園・花園ラグビー場の夕照) さしたる遠出でもなかったのですが、再び、花園中央公園に帰って来た時には、既に日は沈みかかって、落陽は慈愛の色の金の色、でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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