カテゴリ:銀輪万葉
先日(9日)に邂逅展に出掛けたことは同日付の記事「2020邂逅展」にて紹介申し上げた通りですが、その記事でも触れた通り、二つ手前の西大寺駅から会場までの往復をトレンクルで銀輪散歩いたしました。
その折に撮った写真もありますので、これを記事にまとめてみます。 近鉄・大和西大寺駅南口で自転車トレンクルを組み立てて出発。秋篠川を渡って、平城宮趾公園に入り、朱雀門方向へと走る。 (★平城宮趾公園) 朱雀門から少し東へ行ったところに、大きなクヌギの木がありました。 (★同上) 奥に若草山が見えている。 往路で撮った写真はこれだけ。 今回、ブログに写真をアップするに際して気が付いたことは、この折の写真の何枚かは、フォト蔵に登録していないのでした。 フォト蔵に登録すると、元の写真を500×375程度のサイズに縮小してPCのマイアルバムに一時保存し、ブログに掲載した後はこれをPCのアルバムから削除するというのが、ヤカモチのお決まりのやりかたであるところ、うち何枚かは登録未了であるのに登録済みと勘違いしてブログ掲載用にダウンサイズしてしまったよう。 従って、大きいサイズのフォト蔵写真というのが、これらの写真には存在しない。手元のPCにはサイズ縮小の写真に上書き変更されてしまっているものが残っているだけ。今からフォト蔵に登録してもブログ掲載サイズのものしか登録できないので意味がない。 という訳で、フォト蔵写真とリンクされていない写真が当記事には混在します。それらには★印を付して置きます。 復路は新大宮駅前の喫茶店で昼食をとってから、奈良ロイヤルホテルの前経由で東院庭園の脇から平城宮趾公園に入りました。 (阿倍野仲麻呂の歌碑) 奈良ロイヤルホテルの前に、以前はこのような歌碑はなかったように思うが、いつ頃建立されたのだろうか。 天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも (安倍仲麿 古今集406 小倉百人一首7) 東院庭園を柵の外から覗き見て、平城宮趾公園内へ。 (東院庭園) 公園内を走っていて目についた叢林に近寄ってみたが、ただ林が残されているだけで、何もない。遠目には神社か古墳か何かの遺跡かと見えたのだが、山茶花が咲いているだけ。 (★平城宮趾公園) この時期は、山茶花の花が目立つ。 大極殿裏の道脇の垣根も「サザンカ、サザンカ、咲いた道」の風情。 (平城宮趾公園・大極殿北側道路脇の山茶花) 大極殿の裏側(北側)の道路はバス通りのようで、「佐紀町大極殿」というバス停がある。 (大極殿前のバス停) バス停も平城宮風の建屋になっている。 ここで、ふと思い出したのが隆光大僧正の墓のこと。 奈良時代とは無関係な江戸時代の坊主の墓のことでありました。 数年前、源氏三代墓に立ち寄った際に、彼の墓を見掛け、佐紀にも彼の墓があると知って、そのうちに訪ねてみようと思っていたことを思い出したのでありました。 <参考>銀輪散歩・彼方の赤土の小屋に 2014.3.3. 調べてみると、それは2014年3月のこと。その時のブログ記事(上記参照)には「彼の生地である奈良市二条町にある超昇寺跡にある本墓も似たりよったりの墓らしいが、機会があれば訪ねてみましょう。」と書いているが、それを果たさぬままに来た次第。思い立ったが何とやらで、その墓があると記憶する場所に向かう。 場所は佐紀神社の向かいにある幼稚園の裏手で、少しわかりにくいのであるが、進入路の道脇にこんな表示板があるので、それが目印である。 (隆光大僧正の墓石の碑) その進入路はこんな風なので、この表示板が無ければ、ちょっと気が付かないだろう。 (超昇寺跡・隆光墓進入路) 参考までに地図でその場所を示して置きます。 (隆光墓位置図) 隆光というと、生類憐みの令を発令することを将軍綱吉に勧めた坊主というイメージであったが、最近の研究では、この政策が始まったのは貞享2年(1685年)以前と考えられており、隆光が将軍綱吉の帰依を得る契機となった筑波山知足院の住職についたのが貞享3年(1686年)のことであるから、彼がこの政策を将軍に勧めたのではないだろうという訳である。 (隆光墓) 墓石は写真奥の花が供されている方の石がそれである。 手前の標石が目立ち過ぎるので、これが墓石かと思ってしまう。 隆光の墓石のほかにも何基かの墓石があるが、由縁のほどは存知せずであります。 (隆光墓のある場所の他の墓) 数基ある墓石の中で隆光のそれが一番質素なのが面白い。 そんなこともあってか、標石の方にお参りする人も多いようで、お賽銭が標石の前に沢山置かれている。 墓守をする方がこれらを回収し、供花の購入費の一部に充てているのかもしれない。 (標石裏面の碑文) <参考>隆光・Wikipedia 奈良県下の銀輪散歩過去記事は下記です。 銀輪万葉・奈良県篇(その1) 銀輪万葉・奈良県篇(その2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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