偐万葉田舎家持歌集
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駅ホームを突き抜けてクスノキの巨木があるという特異な景観の京阪電鉄本線の萱島駅。 このことを知ったのはかなり前のことであるが、今までその実景を目にしたことがなかったので、昨日(18日)、銀輪近隣散歩のついでに行ってみることにした。 まず、途中にある石切の馴染みの喫茶店・ペリカンの家に立ち寄ってアイスコーヒーを注文。この日は坂の郎女さんが店のお手伝いに来て居られました。店主のももの郎女さんが「お抹茶セットもありますよ。」と。 勧められると断らないのが「無抵抗派ヤカモチ流」なので、それもいただくことにする(笑)。 少しばかり雑談して、出発。 恩智川沿いの道を走り、加納緑地へ。ヒガンバナが咲いていました。 (加納緑地のヒガンバナ) 万葉集の「壱師の花」はヒガンバナのこととするのが最有力説。 (同上) 路の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ わが恋妻を (柿本人麻呂歌集 万葉集巻11-2480) などと口ずさみながらさらに川沿いを北へ。 大東市に入ると恩智川は北向きから西向きに流れを変える。 西に少し行ったところで恩智川を北に渡り、大東市役所の前を通り大東中央公園へ。子供たちが野球をしていて、いつになく賑やか。 (大東中央公園) ※この日撮影の写真ではありませんが、以前(2021年8月26日)に撮影した写真がありましたので、追加で掲載して置きます。 (大東中央公園と深北緑地の位置関係) ※以上青字部分2021年9月20日追記 大東中央公園から寝屋川沿いの道に出て、北へ。 寝屋川に沿ってその東側に南北に広がっているのが深北緑地。 深北緑地に入って少し休憩。 萱島駅は寝屋川を跨ぐ位置に設置されているので、寝屋川沿いに行けば自然に駅に到着する。 深北緑地を出て、寝屋川沿いに、さらに北へ。 第二京阪道路を越えて直ぐのところに、小さな丘の公園があった。その小丘に上ってみた。小丘上のベンチで休憩。友人と電話で少し話をしてから丘を下って、再び寝屋川沿い左岸の道を上流へ。 萱島駅が見えて来た。自宅からは思っていたよりもずっと近い。 (萱島駅) 遠景写真では分かりにくいが、淀屋橋方面行きのホームとその屋根を突き抜けてクスノキの巨木が聳え立っています。 線路の複々線化・高架化に併せ駅ホームを拡張、駅西側にあった萱島神社と神社のクスノキを呑み込む形となり、これを取り込んだプラットホームの設計となった結果、このような景観が現出した次第。 (萱島神社) 萱島神社は、その社殿が高架下にある特異な神社である。 (同上) (同上・拝殿) クスノキは拝殿の右側にある。 (大クスノキ) 正面からは鳥居などが邪魔になって、巨木の全体を撮影するのは困難。右に回って撮影するのがよさそう。 (同上) 旗の間からカメラを差し入れて撮影すると、さらによく見える。 (同上) 木は駅ホームを突き抜け、ホームの屋根を突き抜けているのが、下からも見て取れる。 頭上で、電車が入って来て停車する音、駅の案内アナウンスなどの音が流れる。 (京阪電鉄の説明板) (神社の説明板・繁栄の砂) 神社は、天明7年(1787年)の創建。 萱島を開拓した神田氏の祖霊を祀るための神社として創建されたようですから、祭神は神田氏の祖先神であり、菅原大神即ち菅原道真、豊受大神も同時に勧請してこれを祀っている。 (神社由緒) 駅ホームに上がっての撮影も考えたが、駅前がせせこましく、適当な駐輪場所もないので諦め、駅の北側に出て、寝屋川沿いを更に上流方向に行くと友呂岐緑地という川沿いの細長い緑地が続いていた。この緑地帯をしばらく上流へと走ってみた上で、引き返すこととした。 コースの概略を地図で示せば以下の通りです。 (友呂岐緑地⇔萱島駅⇔深北緑地) (深北緑地⇔大東中央公園⇔恩智川沿いの道) (加納緑地⇔喫茶・ペリカンの家⇔外環状道路) 帰途、加納緑地の手前まで帰って来て撮った恩智川べりの風景写真が下掲の写真です。 (恩智川沿いの道・写真奥右手に加納緑地がある。) そして、今日(19日)は、そのペリカンの家が協賛して喫茶コーナーに店を出すというフリーマーケットのイベントが外環状道路沿い被服団地前交差点南側にある「メイプルホール石切」で催行される日。 店主のももの郎女さんから是非ご来場をというお誘いを受けていたことでもあったので、銀輪散歩の後のランチにと立ち寄らせて貰った。しかし、生憎と「サンドイッチは売り切れました」とのこと。他にランチの役を果たせそうなものはなく、是非に及ばずである。 (メイプルホール石切) ここでのランチは諦めて、別の店で食事をと、ホールを後にする。 旧国道170号に出たところで目に入ったレストラン。 ここで昼食を済ませ帰宅することとしました。 <参考>近隣散歩の過去記事は下記からご覧ください。 近隣散歩(その1)(その2)
宇波神社 2024.03.01 コメント(2)
墓参・山沿いの道から梅林へ 2024.02.08 コメント(6)
御供田八幡神社 2024.01.23 コメント(4)
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プロフィール
けん家持
養老2年(718年)の生まれゆゑ、年令1306才(養老元年生れ説だと1307才)。銀輪歌人、偐家持(ニセヤカモチ)。若草の里の読書会に屯しています。時に「まっ黒の走子」。時に「偐定家」。時に「筆蕪蕉(不精者)」であります。また、時々は偐家持美術館のヤカモチ館長でもあります。自転車(銀輪)であちらこちらを気ままに散歩し、花を愛でたり、虫と遊んだり、万葉調の歌(と言っても大抵は戯れ歌)などを作ったりしています。
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