カテゴリ:犬・猫・鳥など
地面にこんな穴ぼこがありました。
(この穴ぼこは何?) ここは花園中央公園の桜広場の一角。 直径10数センチメートル程度の小さなへこみ。 ごく浅いものもあれば少し深いものもある。 (同上) 凹みのごく浅いものも含めると、7~8個ほどある。 桜の木のほか、クスノキ、クヌギなどの木もある一画で、木の根元と根元の間の砂まじりの地面の雑草がまばらになった場所にある穴ぼこ。 樹上では雀の群れがしきりにチュンチュンと鳴き交わしていて、賑やかでありましたが、さて、この穴ぼこは何なのか。子どもたちが砂遊びでもした痕跡か。蟻地獄とは違って、穴の周囲に砂の盛り上がりは殆どない。 近くの石のベンチに腰掛けて待っていると、この穴ぼこの利用者さんたちがやって来ました。 (雀の砂風呂) はい、この穴ぼこを作ったのは、スズメたちでありました。 羽をバタバタさせることで、周辺の砂粒が飛び散り、それを繰り返すうちにこのような穴ぼこが形成されたようです。 (同上2) スズメたちの砂風呂でした。 ここで砂を浴びて、羽についた虫や不快なものを払い落とすのかもしれません。 (同上3) 穴ぼこに入って翼をバタバタさせると砂が舞い上がり、砂をかぶることができます。その状態で体を揺すると砂が体から滑り落ち、それで羽などに付いた虫などを払い落としているようです。 (同上4) 浅い穴ぼこだと体の下部しか隠れませんが、体がすっぽり隠れてしまうほどの深さのある穴ぼこもある。 20羽から30羽くらいのスズメの群れが舞い降りて来て、その群れの中の一部が、この穴ぼこに入って翼をバタバタやり始めたのでした。穴ぼこでバタバタするのは1~2秒の短い時間で、次のスズメと入れ替わる。中にはもっと長い時間穴ぼこに入ったままというのもいるが、それでも3~4秒位のようです。 「いい湯だな」という、長風呂派はスズメの流儀にはないようです。 まあ、カラスの行水という言葉もありますから、カラスもスズメも風呂は短いのでしょう。 (同上5) ムクドリや鳩などもやって来ましたが、彼らはこの雀の砂風呂には何の興味もないようです。 (同上6) スズメは皆このような砂浴びをするのか、それともこの群れがたまたま獲得した「文化」としての砂風呂であって、この群れにのみ見られるものであるのかなどは、勿論、ヤカモチの存じ上げぬことにて、不明である。 (同上7) 穴ぼこに入っているスズメたちの姿はユーモラスで愉快。 指宿みたいだね、とでも話しているのかも。 (同上8) はい、本日の銀輪散歩は、雀の砂風呂、日帰り温泉の巻でありました。 <参考>鳥関連過去記事はコチラ。 We stand with Ukrainians. (STOP PUTIN STOP WAR) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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