カテゴリ:近隣散歩
先日、友人で画家の家近氏から葉書が届いた。
それには、8月20日(日)午前11時から、西九条ハニル教会(環状線西九条駅下車2分)で話をするので、おいで下さい、と書かれていた。 昨日(20日)は特段の予定もなかったので、久しぶりに家近氏のお話を拝聴するかと、出かけることに決めた。 大阪の予想最高気温は38度の猛暑ということで、不要不急の外出は控えてください、とTVなどでは呼びかけていたが、懲りぬヤカモチ、MTB(マウンテンバイク)で出かけることとした。自宅から西九条駅前までの距離は25km余。梅田スカイビルまでよりも少し遠いようだが、片道2時間もあれば十分だと見込まれる。 11時の礼拝だと朝9時出発でも十分間に合うと思われたが、8時に家を出ることとした。初めて訪ねる場所であり、道が不案内であること、炎暑の中を走るので、途中でクーリング休憩、水分補給休憩も必要と思われること、汗だくになること必定なので、早めに行って近くの喫茶店で汗を引かせてから教会に入った方がよかろうなどなどの理由から、1時間早い8時に家を出ることにしたものである。実際には7時50分頃、まだ8時になる前に家を出発した。 花園中央公園北側のコンビニで凍結したスポーツドリンクを購入。先ずは熱中症対策である。 コースは、大阪城公園までは囲碁例会で梅田スカイビルまで走るのと同じルートとなる。 大阪城公園に到着。 (大阪城公園到着) 大阪城公園到着は8時45分頃。 上掲写真の自転車がマイMTB。 ベンチに置かれているスポーツドリンクは、走り始めにコンビニで購入した凍結スポーツドリンク。ハンドルに取り付けたボトルケースから取り出して、一口飲んでからベンチに置いたもの。 此処に着いた頃には、少しとけていて、一口か二口かは飲める程度になっていたので、汗を拭いながら水分補給をしたという次第。写真奥に写っている女性がこのアト立ち去られたので、そこのベンチに移動して休憩。そこは木陰になっていて、写真に写っているベンチよりも涼しい。風もよく通る。 すると、ここで、家近氏から電話が入った。 礼拝が中止となり、家近氏の話は来週に延期とのこと。 それなら、引き返すことにすると申し上げたところ、教会には行くので、会って話をしましょうよ、と仰るので、ともかくも教会へと向かうこととした。 大阪城公園を出て、馬場町交差点へ。 (馬場町交差点) 囲碁例会で梅田スカイビルに向かう場合は、此処から北(右)へ進み、天満橋を渡るのであるが、昨日は西九条駅前がゴールなので、正面奥へと直進である。 かつては、囲碁例会の往路コースは、大阪城公園のへりを通ってこの交差点までの坂道を上って来て、右へと進むことが多かったのだが、最近はこれを回避して、より楽なコースである森ノ宮駅前から公園の中を通り抜けるコースをとることが多いので、久しぶりの馬場町交差点である。 西へと直進。 谷町筋、松屋町筋、堺筋、御堂筋、四ツ橋筋、なにわ筋、あみだ池筋を通過して、阿波座交差点で新なにわ筋を北(右)へと入る。 土佐堀川に架かる湊橋を渡ると中之島の最西端部である。 (湊橋から土佐堀川左岸を望む) この湊橋の南詰に宮本輝の小説「泥の河」の文学碑があるのだが、昨日はこれを見落として通り過ぎてしまいました。 <参考>小説「泥の河」の碑の写真掲載記事は下記です。 野田藤そして中之島尖端 2013.6.15. 右手間近には中之島センタービルが見える。すぐに堂島川となり、これに架かる上船津橋を渡ると中之島とはバイバイである。 上船津橋を渡って、一つ下流側の船津橋から大阪中央卸売市場に沿った道を西へと進む。 (大阪中央卸売市場) 大阪中央卸売市場を通り抜けて北西に道を進むと、JR環状線にぶつかる。これに沿った道・市道福島桜島線を右(西)へ※。 ※「右(西)へ」は間違い、正しくは「左(西)へ」(2023.8.22.訂正) (市道福島桜島線・JR環状線西九条駅東側のガード下付近) JR西九条駅東側のガード下を潜ると目指す目的地・西九条ハニル教会である。到着は9時45分頃でありました。自宅から1時間55分要したことになるが、途中、大阪城公園で15分程度休憩しているから、それを除外すれば、1時間40分で走ったことになる。 (日本キリスト教団西九条ハニル教会) <参考>西九条ハニル教会・Nishikujo Hanil Church 礼拝開始時刻は11時であるから1時間15分の時間の余裕がある。 場所の確認ができたので、西九条駅前の方に回り、駅前の喫茶店に入ることとした。 (阪神電車・西九条駅とJR環状線・西九条駅) 上掲は、駅前の喫茶店の前から撮った写真。 店のドアに「かき氷始めました。」とあったのが決め手。かき氷を注文する。かき氷と冷房で火照った身体が急速に冷えて、汗も引きました。 10時半を少し過ぎたところで店を出て、教会へと向かう。 教会の前に自転車MTBを駐輪していると、前方からご婦人がやって来られて会釈されたので、会釈を返す。礼拝に来られた信徒さんでありました。彼女は「どうぞ」とドアを開けて中にお声がけして下さる。すると、牧師のSさん(女性)が出迎えて下さった。導かれて中に入ると、十数名も集まれば一杯になってしまうかと思われるこじんまりとした礼拝室(礼拝堂と呼ぶには狭すぎるので、礼拝室と呼んで置くこととする。)。 礼拝室には、家近氏の絵画が飾られていました。 <参考>西九条ハニル教会・教会内の絵画紹介 S牧師の話によると「信徒の皆さんはご高齢の方が多いので、今回は猛暑ということで、礼拝はそれぞれのご家庭でそれぞれに行ってください、ということにしました。ただ、教会は開けていますので、お越しになられる方はどうぞ、ということにさせていただきました。」とのこと。 雑談しているうちに、家近氏、男性信徒のHさん、もう一人別のご婦人の信徒さんが来られ、今日の礼拝出席者は、S牧師とそのお嬢さんだというKさん、教会の前で会釈を交わしたご婦人とヤカモチを加えて全7名でありました。 家近氏がヤカモチを万葉集の専門家みたいな紹介をされたものだから、「今日は、ヤカモチさんに万葉集にまつわる話を何かしていただくこととしましょう。」というようなことになる。 話を聴きに来たヤカモチであるのに、何か話をしろ、とはこれ如何に。 無茶ぶりもいいところであるが、ごく自然に淡々と、それが至極当たり前のことのように段取りを進めて行かれるS牧師の、口ぶりと言うか、司会進行は、此処ではこういうことがよく行われていて、これを固辞することは、その場の空気感を損なう無粋なことのようにも思われて、何となく黙示的にこれを引き受けてしまったような成り行きとなりました。 とは言え、教会の礼拝の中で万葉集の話をするのも初めてであれば、このように初対面の人の前で、事前の準備もせずに話をするのも初めてのことであったので、とっさに浮かんで来るテーマも思いつかず、自分でも何を話しているんだろうと思いながら、万葉集との出会いの話、万葉集の時代の話、犬養節の紹介、大津皇子を二上山に葬った時にその姉の大伯皇女が詠んだ歌や壬申の乱の後、天武天皇が明日香に都を移した時に詠まれた「大君は神にしませば」の歌や、大伴旅人の讃酒歌やらを思い浮かぶままに話しましたが、何ともはや、の話の内容であったかと(苦笑)。 礼拝終了後、家近氏と二人で、駅前の居酒屋でランチをご一緒し、ご馳走になってしまいましたが、コチラの方は、何処かで一人昼食をと考えていたヤカモチにとっては、とてもよき成り行きでありました(笑)。 教会の方にまた戻るという家近氏とは居酒屋で別れ、ヤカモチは帰途に。 中之島センタービル西側の公園、靫公園、大阪城公園、花園中央公園と、それぞれの木陰で涼をとり、併せ水分補給をするなどの休憩をとりつつ、午後3時過ぎに帰宅でありましたが、最も暑い午後1時少し前から午後3時過ぎまでの時間帯の銀輪走行。往路の1時間55分に比して、復路は約30分増しの2時間25分を要しました。 (靭海産物市場跡の碑) (同上・副碑) これは、靭公園で見かけた碑です。 靫公園は、公園の中央を横断する道路・なにわ筋を挟んで、東区域と西区域とに分かれるが、この碑は、西区域にあるもので、テニスセンターの前庭にある。西区域はあみだ池筋となにわ筋との間に広がるが、なにわ筋と四ツ橋筋との間に広がる東区域は、なにわ筋から四ツ橋筋に移動する際によく通り抜けるので、お馴染み。これに比べて西区域は滅多に走らないので、今までこれに気が付かなかったようです。 <参考>近隣散歩関連過去記事は下記です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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